2020年11月15日日曜日

鉄骨タブ(3)

構造接合のサブカテゴリ

構造接合を作成・編集する前にビューの表示状態をチェックしておきましょう。

  1. 表示タブ>グラフィックスパネル>表示/グラフィックス
  2. モデルカテゴリタブのフィルタリストで構造に☑が入っていることを確認する。
  3. 構造接合を展開し、すべてのサブカテゴリにチェックを入れる。
    構造接合のサブカテゴリを全て表示する
これらのサブカテゴリは、フィルタリストが構造の時だけ表示されるものがたくさんあります。
建築のみ☑した場合は隠線処理しかない

鉄骨接合の編集のためにはすべて必要ですので、常に表示するようにしてください。

貫通

貫通は鉄骨フレームに他の構造フレームの貫通孔を作成するツールです。

使い方

たとえば、次の図のような構造フレームが交差しているような状況を想定して、使い方を説明します。

  1. 鉄骨タブ>パラメトリックの切断パネル>貫通
  2. CTRLキーを押しながら二つの構造フレームを選択(交差選択でもOK)して、ENTERキーを押す。
    • この結果次の図のようになります。
    • ●が主材、つまり穴が開けられる側の部材、②が貫通する部材です。もし、反対になっていたら②の下の●をクリックして●と②を入れ替えます。

  3. 接合パネル>パラメータを修正で以下の項目を変更してみる
    • 溶接のチェックを外す-----構造接合のボックスを表示するため
    • 短縮を作成のチェックを外す----主材を切断しないため

  4. さらに以下の操作を行って振る舞いを確認する
    • ギャップの値:20
    • 等高線の形状:標準
    • コーナーの切り取り:面取り
    • コーナーのサイズ:50

「等高線」は英語バージョンでは「Contour」となっています。「輪郭」と訳すべきところを文脈を無視して一律に「等高線」と訳してしまっていますね・・・。

溶接にチェックを入れた場合、パラメータの編集するには溶接記号(+)を選択してください。
溶接記号

切り取り

T字型に交差した鉄骨の切り欠き部分を作成します。次の図のような状況で

  1. 鉄骨タブ>パラメトリックの切断パネル>切り取り
  2. 二つの鉄骨を選択してENTER

  3. 接合パネル>パラメータを修正でパラメータを変更して振る舞いを確認してください。