Formaはいつでも共有座標
Autodesk Forma(旧ACC)にRevitのデータをアップロードした際に、X-Y軸が傾いてしまうことがあります。これは、Revitのデータに真北を設定した際に起こる現象です。
| サンプル意匠.rvtをFormaで見たところ 右上のビューキューブと比べると回転していることがわかる |
Formaにアップロードする際に、任意の点を原点としてプロジェクトの北に正対した座標で配置したい場合は、Forma用の共有座標を作成し、現在に設定した状態でアップロードします。
手順
使用しているバージョンはRevit2026、データはサンプル意匠.rvtです。わかりにくいので、リンクのサンプル構造はロード解除した状態で説明します。
敷地(=共有座標)の作成
まず、新たな敷地(=共有座標)を作成します。
- 管理タブ>プロジェクトの位置パネル>場所>敷地タブ
- 「東京」と「内部」という複数の敷地があります。末尾に(現在)とついている「東京」はプロジェクトの北から真北までの角度が15度になっています。このままFormaにアップロードすると15度東側に「回転した」状態になります。
- 「内部」はプロジェクトの北から真北までの角度が0度なので、こちらを現在に指定した状態でFormaにアップロードすれば開店した状態にはなりません。今回はあえて新しくForma用の共有座標を作成してみます。
- 「東京」を選択して[複製]ボタンを押します。
- 名前を「Forma」としてOK
- [現在の値にする]をクリックし、「Forma(現在)」となっていることを確認してからOK
回転角度を0度に
プロジェクトブラウザ>ビュー>建築>*作業者名>平面図>作業用 1階 を開く
一時的に「プロジェクト基準点」と「測量点」だけを表示します。
画面左下ビューコントロールバーの「一時ビューのプロパティを有効化」をクリック
表示タブ>グラフィックスパネル>表示/グラフィックス
モデルカテゴリタブで、外構カテゴリの「プロジェクト基準点」と「測量点」を除いて非表示とします。
| ビューの一時プロパティ |
X1-Y1の交点にある「プロジェクト基準点」を選択し、真北の角度の345°の文字をクリックしてアクティブにし、0と入力
共有座標原点を移動する~XY平面編
測量点を現在の共有座標(Forma)の原点に移動します。ここで重要なことはクリップを解除してから測量点の座標値を変更することです。
- 測量点を選択し、クリップをオフにします。
- 高さの値を選択し、0に変更
共有座標原点を移動する~Z座標編
断面図を作成し、測量点の原点の位置を変更します。
- 表示タブ>作成パネル>断面
- タイプセレクタから「*作業者名」を選択してから、図のようにX1-Y1の交点付近に断面図を作成します。
- 作成した断面線を右クリック>ビューに移動 で断面ビューを表示します。今度は測量点だけを表示します。
- 測量点を選択し、クリップをクリックして、クリップがオンの状態であることを確認します。また、N/S E/W 高さの値がすべて0であることを再度確認してください。
- 測量点をまっすぐ上に移動して1FLに合わせます。クリップをONにした状態で測量店を移動することで、座標系そのものを移動することができます。
| 測量点を1FLに移動 |
これで、現在の共有座標、すなわち敷地:Formaの座標原点が、X1-Y1-1FLの交点、かつプロジェクトの北=Y方向 に設定された状態になります。
Formaにアップロード
この状態(共有座標(敷地)Formaが現在の状態)で保存して、Formaにアップロードすれば、「回転していない状態」で、かつ「X1-Y1-1FL」が原点の状態でRevitモデルが配置されます。
| Formaで正対して配置された状態になる |