Revit2026で解決
複数のシートに平面図を配置して、その通り芯の交点の位置を一致させたい、というニーズにこたえるため、Revit2026には新たに「位置を保存」の機能をが追加されました。使い方をマスターしましょう!
ビューポートの位置を保存する
標準添付されている「サンプル意匠.rvt」を開いて、その手順を確認しましょう。
- ファイル>開く>サンプルファイル
- サンプル意匠.rvtを開く
- プロジェクトブラウザ>シート>実施図>1001 - 平面図(1)を開く
- 左側の"1 - 平面図 ピット" を選択
- 配置とビューパネル>ビューのアンカーで"ビューの原点"を選択
- 配置とビューパネル>位置を保存 をクリック
位置を保存 - ビューの位置保存ダイアログボックスで、名前を「平面図左」と入力しOK
ビューの位置に名前を付ける - 同様に、右側のビュー"2 - 平面図1階"を選択し、ビューの位置を"平面図右”として保存する。
異なるシートでビューの位置を合わせる
- プロジェクトブラウザ>シート>実施図>1002 - 平面図(2)を開く
- 左側の"1- 平面図 基準階"を選択
- 配置とビューパネル>保存位置から平面図左を選択
保存位置を選択 - 同様に右側のビューを選択し、保存位置で"平面図右"を選択
- 二つのシート間で、通り芯の位置が一致していることを確認する
二つのシートでビューの通り芯の位置が一致している
自動?レイアウト
自動というほどのものでもないのですが、あらかじめ位置を指定してビューをレイアウトすることもできます。
位置の編集
保存した位置を移動することができます。
- プロジェクトブラウザ>シート>実施図>1001 - 平面図(1)を開く
- 左側の1-平面図 ピットを選択
- 配置とビューパネル>位置を編集
- この時点でビューには5つの■が表示され、その一つかオレンジ色になっています。オレンジ色の■は現時点でのビューのアンカーを示しており、各■をクリックすることでビューのアンカーを変更することができます。今回はビューのアンカーは変更しません。
ビューのアンカー - ビューを移動します。
ビューを移動 - ビューの位置を編集パネル>✔終了
- 保存された位置を更新ダイアログボックスが表示されます。保存位置「平面図左」を割り当てた他のビューの位置も更新してしまいますよ、という警告なのでOKをクリック。
OKを押して次へ進む - 1002 - 平面図(2)や1002 (1)-平面図(2)のレイアウトが更新されていることを確認する。
他のシートでも位置が更新されている
保存位置の名前の変更
保存位置の名前の変更や、割り当てられたビューの数は位置を管理で行えます。