マテリアルの構成
マテリアルについてあまり実戦的なヘルプがないので、これから数回にわたって「マテリアル」について解説していきます。
Revitのマテリアルはアセットと呼ばれる要素(グラフィックス・外観・材質・断熱)のセットのことです。グラフィックスは基本アセットなので必ず必要です。
![](//1.bp.blogspot.com/-QseKHGgjGuc/UiEPtEsI01I/AAAAAAAAAX4/7sc1Wzo4F1I/s200/mat1-1.JPG) |
マテリアルの構成 |
レンダリングなどの画像を作るために必要なアセットは「外観」です。外観アセットを自由に作成できれば思いのままのレンダリング画像を作成することができます。
タイルの外観アセットを作ってみよう!
インターネットには様々な材料の画像があります。まずは簡単に外壁タイルのマテリアルをつくる手順を説明します。
画像を取得する
INAXのサイトには様々な商品のマッピング用画像を自由にダウンロードできる実にすばらしいサービスがあります。
http://www.biz-lixil.com/prod_data/photo/category.php?class_1=88&code=3
この中から任意の画像をダウンロードします。
![](//4.bp.blogspot.com/-vnxAFEC-nqA/UiEScnRr-ZI/AAAAAAAAAYE/B59u_4ACN0Y/s400/mat1-2.JPG) |
INAXのマッピング画像ダウンロードサイト |
この画像を特定のフォルダに保存します。このフォルダは任意に決められるのですが、いつも同じフォルダに保存するようにしましょう。ここではC:\Materialsに保存することにします。
Revitにパスを通す
画像を保存したフォルダをRevitに登録します。
アプリケーションメニュー(メニュー左端の「R」マーク)からオプションを選択し、レンダリングをクリックします。
![](//2.bp.blogspot.com/-Pxo7xSRTf3w/UiEUwBmfg2I/AAAAAAAAAYY/xHGrKtmwDFk/s320/mat1-4.JPG) |
「+」をクリックし、画像を保存したパスを追加する。 |
次に「+」をクリックし、マッピング画像を保存したパス(ここではC:\Materials)を追加します。
マテリアルを新規作成
[管理]タブ-[設定]パネル-[マテリアル]でマテリアルブラウザを表示します。
![](//3.bp.blogspot.com/-x2e4-5iEmnY/UiEWCmyfi_I/AAAAAAAAAYk/TpQOaNRRuLs/s400/mat1-5.JPG) |
マテリアル |
新しいマテリアルを作成するには、マテリアルブラウザの左下にある○に+のボタンを押し、[新しいマテリアルを作成]を選びます。
![](//3.bp.blogspot.com/-FyR6eJSDts8/UiEW87Rd5xI/AAAAAAAAAYs/gkWmdyo0QSY/s400/mat1-6.jpg) |
新しいマテリアルを作成 |
そうすると”既定「マテリアルを新規作成」”という、ちょっと変な名前のマテリアルが作成されます。
![](//4.bp.blogspot.com/-JjGmQdmfbk8/UiEXplnZJII/AAAAAAAAAY0/vCLDud0sAQo/s400/mat1-7.JPG) |
新しいマテリアルが追加された |
ここには「アイデンティティ」「グラフィックス」「外観」という三つのタブがあります。まず、「アイデンティティ」のタブをクリックし、このマテリアルの名前を任意に決定します。このブログでは「外壁タイルA」とします。
![](//1.bp.blogspot.com/-779KwM5el44/UiEY86z1zuI/AAAAAAAAAZI/Me-EmuYYxzo/s400/mat1-9.JPG) |
名前とクラスを設定 |
左側のリストも名前が変更されます。クラスには一般的な名称(たとえばタイル)を設定しておけば、リストをフィルタリングするときに便利です。
![](//3.bp.blogspot.com/-rOahRwlnNdQ/UiEZqDJU7kI/AAAAAAAAAZQ/wH2gT61cKkk/s400/mat1010.jpg) |
クラスを使ってマテリアルをフィルタリングすることができる |
次回からはいよいよ外観の設定方法についてご説明します。