RhinoからDynamoへ
それではライノセラスのデータをRhynamoを使ってダイナモのデザインスクリプト(DS)に変換して読み込んでみます。今回は下の図のような簡素なライノデータを読んでみます。簡素といっても3つのNurbsCurveを基にロフトで作成したけっこう複雑な曲面です。
![](//2.bp.blogspot.com/-CVw370g7ceA/VeLLVpCBN1I/AAAAAAAACGU/jGfA5RziYMw/s400/811.PNG) |
ロフトで作成したサーフェイス |
まず前回同様の手順で、どのような要素が含まれているかを調べます。このデータは「デフォルト」レイヤに3つのNurbCurveを、レイヤ4にサーフェイスを作成しましたので、スライダを動かして、レイヤ4を選択します。
![](//2.bp.blogspot.com/-rdMr6ygklR4/VeLNId6ZkEI/AAAAAAAACGg/idP9WGk46MY/s400/813.PNG) |
前回のグラフで、ファイルを選択しなおす。 |
![](//4.bp.blogspot.com/-PIxNGudbXtE/VeLNYUhtT3I/AAAAAAAACGo/fC6Cl-fTqcM/s400/814.PNG) |
レイヤ4にはBrepとしてPolySurfaceがある。 |
したがって、Brepをデザインスクリプトに変換するノードを追加します。検索バーに「Brep」と入力し、「
Rhino_BrepToDS」を追加し、次のように接続します。接続先を間違えないでください。
![](//2.bp.blogspot.com/-i6tdpkLvYeQ/VeLOmG8brXI/AAAAAAAACG0/7o2jxlbLhvA/s400/815.PNG) |
ライノのデータを読み込んだところ |
![](//3.bp.blogspot.com/-nNqZK4fYeGA/VeLO80GDZpI/AAAAAAAACG8/n20jO-q8UDY/s400/816.PNG) |
GeometryとしてPolySurfaceが取り込まれている。 |
これでダイナモのジオメトリとしてライノのデータを取り込むことができました。さらにRevitに取り込むことも簡単にできます。
ImportInstance.ByGeometry/ByGeometries
一番安直なのは、作成されたジオメトリを単純に「塊」としてRevitに取り込む方法です。
ImportInstance.ByGeometryまたはByGeometriesを下の図のように接続します。
![](//4.bp.blogspot.com/-vaRvHWlQyy8/VeLSDBv9OXI/AAAAAAAACHI/n9AP7kuky1k/s320/817.PNG) |
ByGeometries |
![](//2.bp.blogspot.com/-uNzLTLhE1rI/VeLSm-BH9HI/AAAAAAAACHQ/q_XmxuST84Q/s400/818.PNG) |
Revitに取り込まれたジオメトリ |
ByGeometryとByGeometriesの違いは、複数のジオメトリがあった場合、そのジオメトリごとバラバラに取り込むか、塊として取り込むかの違いです。
しかしながら、この方法では、単にDWGやSATファイルとして取り込んだ場合と、大きな違いはありませんね。
例えば、サーフェイス面を分割して、下の図のような形状を作ってからRevitに取り込むことも可能です。
![](//4.bp.blogspot.com/-4gOcuH_A6dM/VeLwhNUvM2I/AAAAAAAACHg/BvXLRptJ5WM/s400/819.PNG) |
ダイナモで面を均等割りして、円のプロファイルで籠状にしてみたところ |
次回は、上図のようなサーフェイスの加工について、手順を説明します。