立面図に一工夫
Revitで立面図を作成すると下の図のような立面図ができます。
![](https://3.bp.blogspot.com/-QgGzKRSVmsI/WKjqwuQ-qdI/AAAAAAAAFPk/eLDfLWtSTiY7ZQ_poezGViAZxJSBaXBzQCLcB/s400/elv001.png) |
説明を追加 |
正確であることはいいのですが、すべて「見えかかりの線」なので、オブジェクトスタイルの設定に従い表示されます。そこで、少し表現を工夫して見やすくしてみます。
![](https://4.bp.blogspot.com/-xCBiKMexQrg/WKjr0YUBf4I/AAAAAAAAFPs/5oG6brltfkA2UD8XCTHC77AkM2QQSF7KQCLcB/s400/elv002.png) |
規定だどすべて同じ太さの線で表示されている |
外形線を明確にするには
かつての2Dの立面図では、建物の輪郭を明確にするために太線にしていました。Revitでもラインワークを使えばできるのですが、もう少しRevitらしい方法でやってみましょう。
(1) ビュープロパティの[グラフィック表示オプション]の編集をクリック。
(2) 「背景グループ」の「背景」に「グラデーション」を設定し、色を図のように設定する。
(3) アンチエイリアシングのチェックを入れてOK
![](https://4.bp.blogspot.com/-nlr7LanfsMY/WKjtHdtz1eI/AAAAAAAAFP8/M_oHxX4Ajjc5bWIK73q9-Rspejl4KZBNQCLcB/s400/elv004.png) |
建物の外形がはっきりする |
背景にグラデーションを設定することで、建物の外形線がはっきりしました。
影の設定
外形はわかるようになりました。次は建物の面の出入りを影を使ってわかりやすくします。
(1) 再び「グラフィックス表示オプション」を表示し、「影付け」をチェックする。
(2) 日照で「影」を30程度に設定する。
![](https://1.bp.blogspot.com/-4A6_GEYIFZs/WKjunSPwWWI/AAAAAAAAFQM/bOwdzz_1yzsT4N8xuN4si0nGsU_9Su1OACLcB/s400/elv005.PNG) |
影付けをチェックし、影を30程度にする |
(3) [太陽の設定]のボタンを押して、方位角を135度、高度を35~40度程度に調整する。
![](https://3.bp.blogspot.com/-4RQ2pSN_tqU/WKjvXxpt19I/AAAAAAAAFQQ/KrdUXvBAW5YdTNjLmpZI6tVrCOSWvVjTgCLcB/s400/elv006.PNG) |
角度を変更して適切な影を落とす |
影の濃さや角度は立面図を見ながら調整します。
![](https://4.bp.blogspot.com/-XX5UVeE2dlQ/WKjv_fTohaI/AAAAAAAAFQY/EsA7YGTSTH8huz_lntsrONgg_gc5DDHkwCLcB/s400/elv008.png) |
影の設定で建物の凹凸を表現 |
ガラス
ガラスはガラスのマテリアルを工夫してみます。サーフェスにグレーの塗潰しを設定して、ガラスの範囲を明確にしてみます。
[管理]-[マテリアル]でガラスに使用しているマテリアルのサーフェスパターンを変更します。
![](https://3.bp.blogspot.com/-mTZRPYtR23o/WKjxRfrCOFI/AAAAAAAAFQk/87cmyDyoQJEr1rLYSFt49lAH_u4WcdFQgCLcB/s400/elv009.png) |
サーフェスのパターンをグレーの塗りつぶしに |
これで下の図のようになります。
![](https://2.bp.blogspot.com/-slubSSN28ho/WKjxob00AhI/AAAAAAAAFQo/CDiXq1EMtfQNAB5P9QO4yPP1afO4XHk-gCLcB/s400/elv010.png) |
ガラスマテリアル |
これらの工夫で、立面図はかなり見やすくなります。
![](https://3.bp.blogspot.com/-Tjq_jJp6hUI/WKjyMOJW7_I/AAAAAAAAFQw/gMcM4g9u8qEBys7w_tYVqj0wfwny20HrQCLcB/s400/elv011.png) |
見やすくなった立面図 |
この方法ならば、ビューテンプレートを作成して、すべての立面ビューに簡単に適用することができます。
![](https://4.bp.blogspot.com/-V3e6fOXFygg/WKksd1DvtEI/AAAAAAAAFRM/993-MsCA6XEoldbF8CUisAmGk5--cUgLwCEw/s400/elv015.png) |
ビューテンプレートを適用するだけ |
背景に空を
カラーを使うことができる状況であれば、背景に空の画像を割り当てることができます。インターネット上にある商用フリーの空の画像をダウンロードし、以下の手順で背景に割り当てます。
(1) グラフィック表示オプションで「背景」を「イメージ」とする。
(2) [イメージをカスタマイズ]をクリック。
![](https://3.bp.blogspot.com/-KDE1Q-mh5J0/WKktjNXmyiI/AAAAAAAAFRg/xH0qTL96ZEc-caeFOc75ylGh188oW38LACLcB/s400/elv018.png) |
イメージをカスタマイズをクリック |
(3) スタイルを「リアリスティック」、背景イメージダイアログボックスで[イメージ]をクリックして、画像を選択。スケールを幅か高さなど適切なオプションを選択。
![](https://2.bp.blogspot.com/-pWigWpc0iTc/WKkt9rzWN0I/AAAAAAAAFRk/Ve5qqtHDWgAxHb11qQ0HTpFpgkiMzyD-wCLcB/s400/elv019.PNG) |
イメージを指定 |
これで立面図の背景に空の画像をはめ込むことができます。
![](https://2.bp.blogspot.com/-JFM-XpJRIIc/WKkuS2RfwZI/AAAAAAAAFRo/6peEzQSxGecNTW5hn2EiCTPkInWlGwjngCLcB/s400/elv012.png) |
立面図に空の画像を適用 |