アンダーレイ(下敷参照図)
基礎伏図で1階床梁の見上げを破線で表示したい場合、いくつかの方法がありますが最も手軽な方法はアンダーレイ(下敷参照図)を使うことです。ラインワークを使わず確実にすべての情報を表示することができます。
手順
下の図のような基礎伏図に上方の形状を表示してみます。
![](https://1.bp.blogspot.com/-dc9DAHL9Bf8/W3YBzR-_QEI/AAAAAAAAIUY/4VgD6rAOEzcP2NDc-e_ge9_qJ8g9zo7YwCLcBGAs/s400/abv001.PNG) |
基礎伏図 |
このA断面は次のようになっています。
![](https://1.bp.blogspot.com/-SomxxfomotU/W3YCpBS0fVI/AAAAAAAAIUk/5XbSKU2t0Cc56oIkc7mM8du94NRI3LGlwCLcBGAs/s400/abv002.PNG) |
基礎下端レベルと1FL |
基礎下端レベルと1FLがあることに注目してください
- 基礎伏図のビュープロパティ[下敷参照図]グループで
- [範囲:下部レベル]を[基礎下端]に
- [図面見方向]を[1FL]に
- [下敷参照図の方向]を[見上げ]に設定
![](https://4.bp.blogspot.com/-WF8nbloVuEA/W3YDCS4BiNI/AAAAAAAAIUs/R_gCDSAy4Ssr_Vw70hEPvELlC2PBOq8hwCLcBGAs/s400/abv003.PNG) |
下敷参照図の設定 |
- [管理]タブ>[その他の設定]>[ハーフトーン/下敷参照図]
- [下敷参照図グループ]で
- [太さ]を[1]
- [パターン]を[破線]
- [ハーフトーンを適用]のチェックをオフ
![](https://2.bp.blogspot.com/-gSJs3J9QPys/W3YDVutc17I/AAAAAAAAIU0/LqPp611FiI0OoVD8Q8z4wdlBx7RF_BGFwCLcBGAs/s400/abv004.PNG) |
ハーフトーンは使わない |
以上で結構手軽に1FL の床梁を破線で表示することができるようになります。要素が表示されるので、もちろんタグを付加することができます。
![](https://3.bp.blogspot.com/-p0NRGyLFJ5k/W3YEMpwAJsI/AAAAAAAAIVE/Id1GdEc9utwVrfO22eQS4tGnuimJcTjHQCLcBGAs/s400/abv005.PNG) |
タグも寸法も作成できます |
下敷参照図の設定はすべてに及ぶため、他のビューも影響をうけますが、上部の情報を手軽に表示するには大変便利な方法です。