2020年9月5日土曜日

キーノートを使いこなそう~活用編(2)

キーノートの種類

キーノートには次の種類があります。それぞれの違いは

  • 要素キーノート            要素のタイプパラメータに関連付けられる
  • マテリアルキーノート    マテリアルに関連付けられる
  • ユーザーキーノート        要素にもマテリアルにも関連付けられない

マテリアルキーノート

マテリアルに関連付けるキーノートです。キーノートはマテリアル管理ダイアログボックスのアイデンティティタブに格納されています。

例えばこのような壁を作成しマテリアルを設定します。

壁の構成
つぎにキーノートを準備します。まずは簡単に2階層で作成してみました。
内部仕上のキーノート
マテリアルダイアログで当該マテリアルのアイデンティティタブで、キーノートの値を設定します。
マテリアルを選択しキーノートの[...]を押す

適切なキーノートを選択しOK


注釈タブ>タグパネル>キーノート▼>マテリアルキーノートでキーノートタグを作成

ユーザーキーノート

ユーザーキーノートは「要素のタイプ」にも「マテリアル」にも関係づけられないキーノート、つまり自由記述用のキーノートです。
文字と変わらないように見えますが、使用する用語の一貫性を保ったり、同じ用語を何度も打つ必要がないなど大きなメリットがあります。

例えば、矩計図などでシャッターに注釈を加える場合、シャッター全体の説明としては要素キーノートを使い、ファミリの部品の説明にはユーザーキーノートを使うとよいでしょう。
  1. キーノートにシャッターのキーノートを追加します。
    外部建具のキーノートを作成

  2. 次に用語のキーノートを追加します。
    用語のキーノートを用意します。

  3. 注釈タブ>タグパネル>キーノート▼>要素キーノートで、シャッターにキーノートを追加します。
    要素キーノートを作成

  4. 注釈タブ>タグパネル>キーノート▼>ユーザーキーノート で部分の説明を追加。
    ユーザー期ノートで説明を追加

3種類のキーノートを使い分けよう

  • 要素キーノート   :部材そのものの説明
  • マテリアルキーノート:素材の説明
  • ユーザーキーノート :その他の補足
ということになります。キーノートはエクセルで管理できるので多くの人が利用できますし、置換、検索などの文字列の編集機能も大変便利です。
また、キー値を統一しておいて、英文と和文のキーノートを準備しておけば、多少の文字レイアウトの修正はあるとしても、和英の翻訳も実現できます。

是非、注釈はキーノートを活用するようにしてください。