ルールベースの番号付けの基礎
Revit2027で導入された「ルールベースの番号付け」の機能を使ってみましょう。少々めんどくさそうに見えますが、コンセプトを理解すればいろいろと応用が考えられます。基本的な手順は
- 番号付け対象の絞り込み)
- パーティショニング(番号のグルーピング)
- 書式設定
- 実行
という流れです。
例:部屋の番号をレベルごとに設定する
サンプル意匠を使って、部屋番号をレベルごとに設定してみましょう。
手順1:番号付け対象の絞り込み(フィルタの作成)
番号付けする対象を絞り込むためのフィルタを作成します。対象は部屋のカテゴリで配置されているものだけ、つまり面積>0㎡とします。
- 管理タブ>設定パネル>番号付け
- [+]ボタンをクリックして、ルールの名前を設定します。ここでは「部屋番号」とします。
ルールの名前を設定 - 番号付けルール>スコープ>フィルタの[フィルタ]ボタンをクリック
- 名前:部屋、カテゴリ:部屋、規則:面積が0より大きい でフィルタを作成しOK。
フィルタを作成 - フィルタで作成した「部屋」を選択
- 番号付けパラメータで「番号」を選択。これにより、作成した番号が部屋のインスタンスパラメータ「番号」に設定されます。
フィルタと番号付けパラメータの設定
手順2:パーティショニング
パーティショニングとは番号付けのグループです。今回はレベルごとに番号をリセットする、つまり1FLは101~、2FLは201~、というようにレベルごとに番号を振りなおすので、パーティショニングの基準として「レベル」を指定します。
| パーティショニングの設定 |
手順3:書式設定
1FLで101~ということは「数字で3桁」に設定します。
設定が完了したので、番号付けを実行しますが、パーティショニングを設定したので、[適用}→[パーティショニングの番号設定]→[OK]のステップで行います。
これで各レベルごとに部屋の番号が設定されます。
| 番号付け |
番号付けは常駐型である
このルールベースの番号付けは単に番号付けして終り、というものではなく常駐型の機能であり、要素の追加、削除に応じて番号を設定します。(だから注釈タブではなく管理タブにあるのです。)
要素の追加
次のように部屋を追加すると、動的に部屋番号が設定されます。
| 追加した部屋に番号が設定される |
要素の削除
部屋を削除すると、欠番になります。
| 部屋を削除すると欠番が発生する |
欠番の解消
欠番はRevitでは「ギャップ」と呼んでいます。これをリナンバーすることもできます。
- 管理タブ>設定パネル>番号付け
- テンプレートリストから「部屋番号」を選択し、[番号付け順序]のボタンをクリック。
- ギャップありのパーティションをクリックし、[ギャップを削除]ボタンをクリック
- OK→OKでダイアログボックスを閉じます。
これで欠番以降が繰り上がって、欠番が解消されます。
ここまで見てきたように、番号付けルールは常駐型です。これを一時的に解除したい場合は・・・
- 管理タブ>設定パネル>番号付け
- テンプレートリストから「部屋番号」を選択し、有効化のチェックを外します。