2018年12月15日土曜日

ガラスパネルの階段手摺(2)

強化ガラスパネルの手摺

先日中国のAutodesk Knowledge Networkのサイトを覗いていたらこんな質問がありました。
求 楼梯 扶手 的创建方法(求む!階段手摺のモデリング方法)
「カーテンウォールで作ってしまいましたが、手摺で作る方法はないでしょうか?」という質問です。
なかなか美しい階段手摺です。これは前回の主パターンの考え方を応用すれば可能です。実際に作ってみました。
強化ガラスパネル手摺

この作り方を解説します。

STEP1:主パターンを決める

次のような平面図を持つ階段に手すりを作成します。ささらの厚さは50mmでこの中心に手摺を立てます。
階段の平面図
今回の手すり子はガラスパネルだけです。前回のようにガイドとなる仮の手すりを使わず、EXCELを使ってパネル幅とピッチを算定します。
手摺は階段の踏板の先端で決まります。断面図でその間隔を測定します。
第一階段経路
第二階段経路
第三階段経路
パネルの幅を800mm前後にするとして、割り付けてみます。
パネル幅と直前部材からの距離
直前部材からの距離は最初はパネル幅の半分、次からは(前のパネル幅+パネル幅)÷2です。

この結果に従って前回同様に「パネル - ガラス」のタイプを作成します。
パネルタイプの作成

STEP2:手摺タイプの作成

手摺のタイプを作成します。

  1. [プロジェクトブラウザ]>[ファミリ]>[手摺]>[手摺]
  2. 任意のタイプをダブルクリック、[複製]で名前を強化ガラス手摺1100mmとしてOK。
  3. [手摺子横桟構成]>[編集]で、手摺の欄に何もないことを確認。
    手摺横桟構成
  4. [手摺子構成]>[編集]で次の設定を行う。
    1. 主パターンを次のように設定する。
      主パターン
    2. [パターンを中断]をなし
    3. [位置合わせ]を始端
    4. [はみ出し長さを埋める]をなし
    5. [手摺柱]をすべてなし
    6. OK
      その他の設定 パターンを中断をなしにするのがポイント
  5. [上部手摺の有無]のチェックを外す
  6. [補助手摺1]で以下の設定をする。
    1. [タイプ]を配管-壁取り付け
    2. [位置]を
      上部手摺と補助手すり
  7. OK

STEP3:手摺の作成

ではこの手摺を階段に配置します。スケッチラインを正確にささらの中心に置きます。
  1. [建築]タブ>[階段]パネル>[手摺▼]>[階段/スロープ上に配置]で、階段を選択。
  2. 内側の手摺を削除。
  3. 外側の手摺を選択し、[パスを編集]
  4. インスタンスパラメータ[パスからのオフセット]を-25(ささらの幅の半分)に設定。
  5. タイプセレクタでを強化ガラス手摺1100mm選択。
下の図のような階段手摺を作成することができます。
補助手すり付きの強化ガラスパネル階段手摺
主パターンを理解すればいろいろな種類の手すりを作成することができます。

話は違いますが、この質問者の画像はENSCAPE(エンスケープ)ですね。なかなか押し出しの強い絵が出ます。興味のある方はこちらのHPをご覧ください。Revitのアドインになっていて手軽に使えます。

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