手摺もカーテンウォールで!?
Revitには手摺という要素が存在しますが、場合によってはカーテンウォールで作成したほうがうまくいく場合もあります。下の図はマンションでよく見かけるタイプのバルコニー手摺ですが、カーテンウォールで作成しています。
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カーテンウォールで作成したバルコニー手摺 |
このグリッドとパネルの関係はどうなっているのでしょうか?
解体してみると・・・
まずグリッドですが、立面で見てみると下の図のようになっています。
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グリッドの状況 |
一部拡大してみます。
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手摺と支柱(マリオン)、パネルを考慮しグリッドを作成 |
一見面倒に見えますが、グリッドは自由に作成できるので、あとからどんどん追加したり削除したりできます。
この手摺ではマリオンは4種類、パネルは3種類使用しています。
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パネルはカーテンパネル・壁・空のパネルの3種類 |
カーテンウォールはパネルに標準壁を含めることができます。この図の水色の部分は厚さ150mmの壁を割り当てています。また、「空のパネル」を使って空白部分を作成しています。
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ピンク:空のパネル 薄水色:壁 |
空のパネルはMetric Libraryにあるのでいろいろな場面で活用を検討してみてください。
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空のパネル |
手摺とカーテンウォールの使い分け
このようにカーテンウォールで手すりを作成するメリットは
- パネルが伸縮する
- 面積境界として認識される
という点です。手摺は手摺子を指定したルールに沿って配分することを目的としています。パネルの部分も手摺子として扱うので、固定幅となります。したがって、支柱の間隔に合わせていろいろな幅のパネルを用意する必要があります。
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手摺のパネルは伸縮しない |
カーテンウォールの場合、グリッドに合わせてパネルが伸縮するので、比較的自由かつ直感的にに割り付けを行うことができます。
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カーテンパネルはグリッドに合わせて伸縮する |
パネル型の手摺では多くの場合、端部に余白が生じます。手摺のパネルは固定幅なので、この余白をフレキシブルに埋めることができません。一方、カーテンウォールのパネルはグリッドに沿って伸縮するので、この余白を適切なパネルで埋めることができます。
手摺とカーテンウォールの特性をよく理解して使い分けてください。