前回はライノセラスで作成したサーフェイスをスライスするところまででした。
![](//3.bp.blogspot.com/-9vlELeLm-Zc/Vhl83a9v8FI/AAAAAAAACRU/bd0kD8ARTS4/s400/dyn1001.PNG) |
前回の終了時とはカットプレーンの位置が異なりますので、どうすればこうなるか考えてみてください。 |
今回はこのスライスで作成されたポリカーブ(切断線)に沿って、円をスイープしてみます。
List.Create
前回の最後でのノードGeometry.IntersectAllから作成された切断カーブのリストを一つに統合します。List.Createノードのプラスをクリックし、下の図のようにつなぐと、二つのリストが一つのリストにまとまります。これをFlattenにつないで、NuebsCurveの1次元のリストを作成します。
![](//3.bp.blogspot.com/-YOhgogljCus/Vhl-ly9UcmI/AAAAAAAACRg/9lsC3VCRDyA/s400/dyn1002.PNG) |
切断カーブのリストをまとめる |
PlaneAtParameter
次に各NurbsCurveの始点にプロファイルとなる円を描く平面を作成します。始点なので、パラメーターは0です。
![](//1.bp.blogspot.com/-ZFhkGsqLEmk/Vhl_mOlFOeI/AAAAAAAACRo/B-rwUjaWUGw/s400/dyn1003.PNG) |
切断カーブの始点の平面を取得 |
この平面は切断カーブに対して垂直であることに注意してください。
Circle.ByPlaneRadius
NumberSlider
作成した平面上に任意の半径をもつ円を作成します。
![](//4.bp.blogspot.com/-zJeIOD_2i30/VhmAxOaaUnI/AAAAAAAACR0/7c74IcjRcPU/s400/dyn1004.PNG) |
プロファイルの円を作成 |
Surface.BySweep
この円を各カーブに沿ってスイープします。
![](//3.bp.blogspot.com/-zFCjg98g5bU/VhmBxsE2Q6I/AAAAAAAACR8/ybsBcE2akfo/s400/dyn1005.PNG) |
切断カーブに沿ってスイープ |
Plofileには作成した円のリストを、pathには切断カーブのリストをつなぎます。二つのリストは並び方が同じなので、レーシングを最短に設定することで、適切な関係を築くことができます。
![](//3.bp.blogspot.com/-hsas3MGRkKI/VhmCgTkKP-I/AAAAAAAACSE/J52e9RaFvbE/s400/dyn1006.png) |
レーシングは「最短」 |
Importinstance.ByGeometries
Importinstance.ByGeometry
次は作成されたジオメトリをRevitに取り込みます。Revitはプロジェクトでもファミリでも構いません。ここまでで作成されたジオメトリは次のように複数のサーフェイスです。
![](//4.bp.blogspot.com/-kp3P-nfqJfQ/VhmD7svDVYI/AAAAAAAACSQ/RCx4YvfKjqs/s400/dyn1007.PNG) |
複数のSurfaceでできている。 |
これらを別々のジオメトリとして取り込む場合は「Importinstance.ByGeometry」を使い、ひとかたまりのジオメトリとして取り込む場合は「Importinstance.ByGeometries」を用います。なんだか反対のような感じのネーミングなので注意してください。
![](//4.bp.blogspot.com/-eMsJviguyjU/VhmFdUjjNCI/AAAAAAAACSc/wjY23RZNmn8/s400/dyn1008.PNG) |
Revitに取り込む |
![](//4.bp.blogspot.com/-yDB_CF2fduY/VhmF-SI9iXI/AAAAAAAACSk/B8kvDLv4RCQ/s400/dyn1009.png) |
Revitに取り込まれたジオメトリ |
スライダを動かして、分割数や、プロファイルの半径を変更すると、Revitに取り込まれたジオメトリも同時に変化します。
![](//3.bp.blogspot.com/-W7Oh8TTERN4/VhmG_Yol3AI/AAAAAAAACSw/Ap0kzxTTpSA/s400/dyn1010.PNG) |
分割数を10、半径を1.5にしてみる |
![](//4.bp.blogspot.com/-ubDGKx2310o/VhmIX6rUxOI/AAAAAAAACTE/2AWJAlQJuQs/s400/dyn1012.PNG) |
Revitに取り込んで検討 |
Dynamoを利用すると、様々なパターンの検討を短時間に行うことができます。