階段はよくできてはいるが・・・
階段はごく普通の階段であれば手軽に作成できる便利な道具です。しかし、途中の踊り場に1段加えたいときはどうでしょうか?
![](https://2.bp.blogspot.com/-IXAO8TsKshE/VragWPmdiMI/AAAAAAAADGc/YVDM7gRrTu0/s400/k001.PNG) |
踊り場に段を加える |
今回は「踊り場の踏面」の入力法について考察してみます。
踊り場の踏板は段の一部
まずは踊り場の中間に1つ段を加えてみます。まず、下の図のように下側の経路を作成します。
![](https://2.bp.blogspot.com/-3bZIJj8e2Yo/VrajkVdaD3I/AAAAAAAADGo/xjY5wLpLVTg/s400/k002.png) |
下側の経路 |
出来上がった経路を選択し、[ツール]-[変換]をクリックします。
![](https://4.bp.blogspot.com/-2RS3v08L50g/Vral7_zXn3I/AAAAAAAADG0/vaFARTZSl_Q/s400/k003.png) |
スケッチベースに変換する |
[スケッチを編集]を選択すると下の図のようになります。色がついていますが、それぞれの色は下の図のような関係人なっています。
![](https://1.bp.blogspot.com/-weeedS7VcvQ/Vr0anCzVpnI/AAAAAAAADHI/FBwdWRo2yJ8/s400/k005.png) |
階段スケッチ各部の名称 |
まず境界を作成
踊り場の段は「大きい踏み面」ととらえます。境界線を下の図のように作成します。
![](https://2.bp.blogspot.com/-wtzoYUD79nA/Vr0cJ3Zo9cI/AAAAAAAADHU/QOptTFl2Mhk/s320/k006.PNG) |
境界線を作成 |
次に蹴上を作成
蹴上は以下の通りに作成します。蹴上は端部が接触しないようにしてください。
![](https://2.bp.blogspot.com/-MkdgctOOGUs/Vr0dJdctKUI/AAAAAAAADHc/4C8mKhYyinA/s320/k007.png) |
蹴上げの作成 |
赤○が作成のポイントです。蹴上線の端部が接触しないようにします。
![](https://4.bp.blogspot.com/-7zZfajVz30k/Vr0ijxYdYjI/AAAAAAAADHw/_r0uLpsEiFY/s320/k009.png) |
悪い例 |
また、端部は境界線(緑)に接続するようにします。また、境界(緑)の線の端部は、必ず蹴上(黒)でふさぐようにスケッチします。
階段パス
階段パスを追加します。階段パスは意外に重要で、このままOKしてもエラーになります。必ず階段の上り方向を示さなければいけません。
![](https://3.bp.blogspot.com/-P07SEFFOC50/Vr0h1noEx2I/AAAAAAAADHo/Sb0CxT0ImGw/s400/k008.png) |
階段パスを指し示すことが重要 |
そして、✅をおしてスケッチを終了し、残りの経路を追加します。
![](https://4.bp.blogspot.com/-YYVwHFhEs4c/Vr0jo8M5C2I/AAAAAAAADH0/sKt79CoOQr0/s400/k010.png) |
残りのパスはコンポーネント階段で作成 |
3Dで確認してみると
![](https://4.bp.blogspot.com/-121kyuZk9ZA/Vr0lGTOkhoI/AAAAAAAADIE/Mv99p-2ph2Q/s400/k011.png) |
踊り場にステップ |
コンポーネント階段だけでは、踊り場にけ上げを作るのは難しいですが、スケッチを併用すれば、このような階段を作成できます。
ささらに注意
以上のようなやり方で鉄骨階段を作成すると、下の図のようにささらの形状がおかしくなる場合があります。
![](https://1.bp.blogspot.com/-3H_qEEVVIcY/Vr0o6CP-IBI/AAAAAAAADIQ/g0grqnkWV44/s320/k012.png) |
ささらが・・・ |
この場合は、境界線(緑)をステップの一番上で分割します。
![](https://1.bp.blogspot.com/-SK8dNWZbYcU/Vr0p17JC27I/AAAAAAAADIY/IxgwWZNRwZc/s400/k013.png) |
赤丸の位置で緑の線を分割する |
完全ではありませんが、ささらの形状が改善できます。