2019年9月15日日曜日

フィルタ(1)

フィルタとは?

ビューの表示・非表示、あるいは色や線種の上書きをコントロールしようとするには

  1. カテゴリ単位
  2. 要素単位
で可能ですが、この1と2の間に「要素のパラメータ単位」という考え方があります。これがフィルタです。
フィルタとは「要素のプロパティの値である条件に合致した要素を選択する」という働きがあり、ビューにフィルタで選択した要素の上書きを設定することができます。

フィルタの作り方

例えば壁のみを表示する、ということはカテゴリの設定で可能です。表示/グラフィックスの上書きで壁だけにチェックをいれれば、
表示/グラフィックスの上書きで壁だけにチェックをいれれば
壁だけを表示することができます。
壁だけを表示できるが
さらに、壁は壁でも外壁だけをフィルタを使って表示してみましょう。

  1. [表示]タブ>[グラフィックス]パネル>[フィルタ]
  2. 新規作成をクリックし、名前を外壁としてOK。
    フィルタの新規作成
  3. 中央のカテゴリリストでを選択。
    カテゴリで壁を選択
  4. フィルタ規則を下の図のように設定。これは「タイプパラメータ機能が外部に等しいものを選択する」という意味です。
    フィルタ規則を設定
  5. OK

ビューに適用する


  1. [表示]タブ>[グラフィックス]パネル>[表示/グラフィックス]
  2. フィルタタブを選択。
    フィルタタブ
  3. 追加をクリックし、外壁を選択してOK。
    フィルタを追加
  4. 投影/サーフェスのパターンを選択して、青色の塗りつぶしを設定してOK。
    青色の塗り潰しを設定
  5. OKを二度押してダイアログボックスを閉じる
    外壁が青色に

条件にあてはまるもののみを表示するには

フィルタの特性として、フィルタに適合する要素を上書きしたり非表示にすることはできても、フィルタに適合する要素だけを表示することはできません。そこで、特定の条件に合致しないものを選択する、というフィルタを作ります。

  1. [表示]タブ>[グラフィックス]パネル>[フィルタ]
  2. 新規作成をクリックし、名前を外壁以外としてOK。
  3. カテゴリで壁を選択し、フィルタ規則で下の図のように、タイププロパティ機能が外部に等しくない、というフィルタを作成しOK。
    外部に等しくない
  4. フィルタを適用するビューを開く
  5. [表示]タブ>[グラフィックス]パネル>[表示/グラフィックス]
  6. フィルタタブを選択。
  7. 追加をクリックし、外壁以外を追加して、表示のチェックを外す。
    表示のチェックを外す
  8. OKを二度押してダイアログボックスを閉じる
    フィルタを適用したビュー
まずはこれが基本です。プロパティの値にを使うことで、表現の幅が広がります。