2019年9月8日日曜日

キーノートの作り方

キーノート

タイプパラメータとマテリアルには「キーノート」というパラメータがあります。これは要素を体系的に分類わけするものです。
Revitをインストールするといくつかのキーノートがライブラリに格納されます。
メトリックライブラリのキーノート

使い方

実際に使ってみましょう。

  1. [注釈]タブ>[タグ]パネル>[キーノート▼]>[キーノート作成設定]
  2. [参照]ボタンをクリック
  3. [MetricLibrary]のRevitKeynotes_JPN.txtを選択。
  4. ビューをクリック
  5. +をクリックして展開して内容をチェックしてOK
    キーノートの内容確認
  6. ファイルパスをライブラリ位置、番号付けの規則をキーノート別に(シート別を選ぶとシートに配置されるまで番号が表示されません。)します。
    キーノートの設定
  7. OK。
このキーノートを要素に適用してみましょう。
  1. [注釈]タブ>[タグ]パネル>[キーノート▼]>[要素キーノート]
  2. 下のダイアログボックスが表示されたら、[はい]を選択して、ライブラリの注釈フォルダのキーノートタグをロードしてください。
    特にない場合はライブラリの注釈フォルダのキーノートタグ
  3. 任意の要素を選択し、タグを配置すると、キーノートダイアログボックスが開くので任意のノードを選択する。
    任意のノードを選択
  4. 配置したタグを選択して、タイプをキーノートテキストに変更して、キーノートテキストが表示されることを確認する。
    キー値もキーノートテキストも表示可能
     表示しない 
  5. キーノートを設定した要素を選択して、タイプを編集
  6. 識別情報>キーノートにキー値が設定されていることを確認する。
    キーノートが設定されている

キーノートテーブルファイルの作成

キーノートテーブルファイルは「タブ区切りテキスト」であり、文法さえ守ればだれでもオリジナルのキーノートが作成できます。
ここでば、次のようなツリー構造をもったキーノートを定義してみましょう。
工種別のキーノートを自作してみましょう
エクセルを使うのが一番簡単です。ABCの3列を使って
A列:キー値
B列:キーノートテキスト
C列:親のキー値
このC列にノードの親となるキーの値を設定します。
3列目には親のキー値を設定
このように設定すると、下の図のようなツリー構造を作ることができます。
ツリー構造で表示される
編集が終わったらテキストファイルに保存するのですが、文字コードを慎重に選択する必要があります。
[ファイル]>[名前を付けて保存]で必ずUnicodeテキストを選択します。
必ずUnicodeで保存する
それ以外の形式だと正しく認識されません。このファイルを任意の位置に配置します。
[注釈]タブ>[タグ]パネル>[キーノート▼]>[キーノート作成設定]
で作成したファイルを選択して、ビューボタンをおして確認してみましょう。

キーノートの使い方は様々考えられます。マテリアルキーノートと要素キーノートをうまく組み合わせれば、部材の拾い出し・分類作業も随分と楽になるでしょう。