2022年7月16日土曜日

Civil3D+InfraWorks+Revit+国土地理院(4/4)

Revitのデータを配置する

RevitのデータをInfraworksに乗せるには二つの方法があります。

  • Autodesk 360を使用してクラウドで変換する方法
  • Navisworks Manageを使用してローカルで変換する方法

Infraworks2023での既定値はAutodesk 360を使用する方法ですが、Navisworks ManageがあればAutodesk 360のアカウントがなくてもInfraworksへの読み込みは可能です。

RevitデータをInfraworksに乗せてみよう

Autodesk 360で変換

Revitでの準備

  1. 既定の3Dビュー{3D}を開きます。
  2. Infraworksに表示するときに、不要になる要素やカテゴリ(植栽・地盤・外構・駐車場など)を非表示とします。
    {3D}でInfraworks上で不要な要素を非表示にする

  3. 保存して閉じます。(開いているとInfraworksで読み込むことができません。)

Infraworksに読み込む

  1. 配置する敷地周辺を拡大。
    • 既存の建物がある場合は、選択してDeleteキーで削除する
      既存建物を削除

  2. 管理タブ>コンテンツパネル>データソース
  3. データソースパネル>ファイル データ ソースを追加>Autodesk Revit
    1. 雲のマークのアイコンが表示されていたら、Autodesk360を経由した変換を意味しています。

  4. ファイルを選択して開く。
    1. いくつか警告が表示されますが気にせず[閉じる]で進みます。
  5. データソースパネルの建物フォルダに表示されたアイテムをダブルクリック
    1. 座標系:XY-IFT
    2. 位置の座標系:JGD2011-01
    3. 2Dの中心
    4. 対話的な配置を実行…をクリック
    5. だいたいの位置をダブルクリック
    6. 再びダイアログボックスが表示されるので[閉じて再表示]
      ギズモを使って回転、移動を行う

  6. 配置された要素を選択し、表示されたギズモを使って、回転、移動を行い適切な位置に配置する。
    位置を調整する

Navisworksで変換

Autodesk360のアカウントがない場合は、Navisworks Manageを使用します。

  1. 画面右上の「アプリケーションオプション」をクリック
  2. データ読込をクリック
    1. Navisworksベースのローカル読込にチェックを入れる

  3. OK
読み込む方法は同じです。ファイルデータソースを追加▼>Autodesk Revitのアイコンが次のようになります。

以上の手順でRevitのデータをInfraworksに取り込むことができます。あとはInfraworksの機能で植栽を配置したり、Ctrl+7で日付や時間を変更するなどして、様々なシミュレーションを行うことができるようになります。
日付や時間を変更することも可能


皆さんも、ご自身の計画建物をInfraworksを使って周辺環境と合わせてみてはいかがでしょうか?