リビールで削る
リビールタイプを作成して配置すれば、前回の壁のボイドファミリを配置するのと同様に壁レイヤの上部を「削る」ことができます。リビールタイプを作成するにはプロファイルが必要です。
プロファイルを作成する
- ファイル＞新規作成＞ファミリ で「プロファイル - リビール(メートル単位).rft」テンプレートを指定。
- 次のように参照面と寸法を配置して、寸法にラベルをつける。
- 作成タブ＞詳細パネル＞線 で矩形のプロファイルを作成する。線は参照面にロックする。
- 名前を付けて保存し、プロジェクトにロードする。
プロジェクトでプロファイルタイプを作成
たとえば次の図のような天井と壁があるとします。壁のレイヤ厚さは外から5mm、12.5mmです。
必要なプロファイルは
- 厚さ：5mm、高さ1050mm
- 厚さ：12.5mm、高さ968.5mm
の二種類です。そこで、プロジェクトブラウザ＞ファミリ＞プロファイルでロードしたプロファイルファミリを探して、タイプを作成します。
壁のリビールを配置
- 3Dビューまたは立面図、断面図を開く。壁のリビールは配置する壁面を表示する必要があります。
- 建築タブ＞構築パネル＞壁▼＞壁リビール
- タイプ編集ボタンを押し、複製ボタンをクリック。
- 名前を「レイヤ5.0x1050」などと設定してOK
- 適切なプロファイルを設定してOK
- 配置先の壁の上辺をクリックして配置。
- 修正をクリックして配置完了。
- 建築タブ＞構築パネル＞壁▼＞壁リビール
- タイプ編集ボタンを押し、複製ボタンをクリック。
- 名前を「レイヤ12.5x968.5」などと設定してOK
- すでにリビールを配置している位置には配置できないので、いったん壁の下のほうに配置する。
- 選択した状態で、プロパティ「壁面オフセット」を5に設定。
- 表示されている仮寸法を使うか、移動を使用して壁の頂部にリビールを合わせる。
メリットとデメリット
リビールと壁ボイドファミリとを比較すると、後者のほうがよりお手軽で便利であることは明らかです。ただリビールを使うと局面の壁にも同様の処置ができます。これは壁ボイドファミリにはないメリットです。
曲面の壁についてはリビールを、その他の壁については壁ボイドファミリを設置するというような使い分けが良いと思います。
