配列複写ファミリの基本
Revit2025からファミリ内の配列複製が改善されて、配列数0と1が使えるようになりました。これはかなりの朗報です。詳細はヘルプをご覧ください。今回はファミリで配列を作成する基本を押さえておきましょう。
配列数(n)を指定(配列サンプル1)
- ファイル>新規作成>ファミリ で「一般モデル(メートル単位).rft」を選択
- 作成タブ>フォームパネル>押し出し で参照面の交点に半径100mm高さ250mmの円柱を作成
- 作成したフォームを選択し、修正|押出タブ>修正パネル>配列(AR)をクリック
- [直線状][グループおよび関連付け]がON、指定が[2点間]になっていることを確認
配列パネルの設定 - 水平の参照面上を、間隔が300mmになるように2点クリックする。
間隔が300mmになるように2点をクリック - 任意のフォームを選択し、表示された配列数を示す線を選択
配列数を示す線を選択する - ラベル付けパネルのパラメータを作成ボタンをクリック
ぽあらめーたを作成ボタン - 名前をn、[インスタンス]を選択してOK
パラメータプロパティ - ファイル>名前を付けて保存>ファミリ で「配列サンプル1」として任意のフォルダに保存する。
また、0にするとフォームが表示されなくなります。
間隔(d)も指定する(配列サンプル2)
配列数(n)だけではなく、間隔(d)も指定したい場合は間隔の寸法が作成できるように参照面を配列複製の要素に含めます。
- 配列サンプル1の手順3までを実行します。
- 円柱のフォームの中心をとおるように、つまり中心(左/右)の参照面に重ねて短い参照面を追加します。
参照面を追加する - 円柱のフォームと追加した参照面を選択し、修正|押出タブ>修正パネル>配列(AR)をクリック
- [直線状][グループおよび関連付け]がON、指定が[2点間]になっていることを確認
- 水平の参照面上を、間隔が300mm程度になるように2点クリックする。
- 任意のフォームを選択し、表示された配列数を示す線を選択し、配列サンプル1と同様にパラメータnを追加する。
- 複製元の参照面(追加した参照面)と配列複製した参照面とに寸法を作成。
寸法は参照面同士に作成 - 作成した寸法を選択し、寸法にラベルを付けるパネルのパラメータを作成ボタンをクリック
パラメータを作成ボタン - 名前をd、インスタンスを選択してOK
パラメータプロパティ - ファイル>名前を付けて保存>ファミリ で配列サンプル2として任意のフォルダに保存。
2点間に割り付ける(配列サンプル3)
配列サンプル2 を応用すると、全長を指定して、その中に指定した数だけ要素を配置することもできます。
- サンプル2の手順2までを実行します。
- 円柱のフォームと追加した参照面を選択し、修正|押出タブ>修正パネル>配列(AR)をクリック
- 配列パネルで指定:終端管を選択
終端間を選択 - 水平の参照面上を、間隔が2000mm程度になるように2点クリックする。
- 任意のフォームを選択し、表示された配列数を示す線を選択し、配列サンプル1と同様にインスタンスパラメータnを追加する。
- 複製元の参照面(追加した参照面)と配列複製した参照面とに寸法を作成。
寸法は参照面同士に - 作成した寸法を選択し、寸法にラベルを付けるパネルのパラメータを作成ボタンをクリックし、名前をd、インスタンスを選択してOK
- ファイル>名前を付けて保存>ファミリ で配列サンプル3として任意のフォルダに保存。