受け取り側はサインインしなくてもよい
リンクを受け取ったら、リンクをクリックするだけでアクセスできます。この時点ではAutodesk IDを取得したりサインインする必要はありません。サインインしなくてもビューアのほぼすべての機能が使えますので、受け取り側の人にいろいろと面倒な説明をする必要がないのはありがたいです。
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リンクをクリックした直後の状態。右上に[サインイン][サインアップ]のボタンがあるが、このままでもほとんどの機能にアクセスできる。 |
使用できない機能は
です。
表示・非表示
モデルブラウザを表示して、目玉のマークをクリックすればカテゴリごとに表示非表示を切り替えることができます。
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モデルブラウザ |
非表示といってもゴースト(半透明)状態にするだけですので、要素のが全く見えなくなるわけではありません。
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天井がゴースト表示になる |
目玉のマークではなく、カテゴリの名前をクリックすると、そのカテゴリを除く要素がゴースト表示になります。
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天井を除く要素がゴースト表示になる |
画面を右クリックして[すべてのオブジェクトを表示]ですべての要素を表示する、つまりリセットすることができます。
要素単位で表示・非表示をコントロールするには要素を選択し右クリックします
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要素を右クリック |
選択表示 でその要素だけが表示され
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選択した要素を除いてゴースト表示になる |
選択非表示 でその要素だけが非表示となります
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選択した要素がゴースト表示 |
いずれも画面を右クリック>すべてのオブジェクトを表示でリセットされます
完全に非表示としたい
非表示=ゴースト表示は規定値ですが、完全な非表示に変更することもできます。
画面左上の[設定]をクリックし、表示セクションの[ゴースト非表示オブジェクト]をオフにします。
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設定でゴースト表示をやめることもできる |
プロパティにアクセスするには
要素を右クリックして[プロパティを表示]を選択すると、要素のプロパティにアクセスできます。
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要素のプロパティにアクセス可能 |
例えば構造フレームの断面寸法が知りたい場合、プロパティの構造断面ジオメトリグループに情報があります。
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Revitのパラメータグループが維持されている |
ダクトのシステムが知りたい場合は、ダクトのプロパティの機械のシステム分類またはシステムタイプなどをみるとわかります。
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システム分類 |
断面ボックス
Revitの切断ボックスのように、要素を選択(複数OK)してその要素の周囲のみを表示する断面ボックスという機能が便利です。
要素を選択し右クリック>断面>断面ボックスを選択します。
すると選択した要素の周辺に断面ボックスが作成されます。
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要素の周囲に断面ボックスが作成される |
ボックスの6つある側面をクリックすると、黄色いギズモ(矢印)が表示されるので
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側面をクリックすると矢印が表示される |
これをドラッグすることで断面ボックスの範囲を変更できます。
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断面ボックスの範囲を変更 |
画面右クリック>すべてのオブジェクトを表示 でリセットできます。
断面
XYZ平面に平行に切断することもできます。画面下の[断面]をクリックするとツールが現れます。
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画面下の[断面]をクリック |
X平面、Y平面、Z平面(ビューキューブの左右、前後、上下の方向に相当)に平行な切断面を表示して、要素を切断することができます。
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X平面で切断した例 |
切断面に表示されるギズモ(矢印)をドラッグして切断位置を調整します。
画面右クリック>すべてのオブジェクトを表示 でリセットできます。
計測
寸法を測ることができます。画面下の計測ボタンをクリックするとツールが現れます。
3Dでも2Dでも計測できます。例えば梁と天井の隙間を計測したければ適当に梁のエッジと天井面をくりっくするだけでOKです。
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適当にスナップするだけでよい |
するとNavisworks同様にXYZの距離が表示されます。Zの値をみれば垂直距離がわかります。
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直線距離に加えてXYZの距離が表示される |
計測した寸法を削除するには、直線距離部分をクリックし、ツールバーの[削除]をクリックします。
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直線距離を選択して[削除]をクリック |
スクリーンショット
スクリーンショットを取って画像をダウンロードすることもできます。
画面右上の[スクリーンショット]をクリックします
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スクリーンショット |
右側に表示されるスクリーンショットパネルの[ダウンロード]を押して画像をダウンロードします。
さて、これだけでもかなり優秀なビューアであることがわかるのですが、サインインしたら使える機能「コメント」「マークアップ」とはどのような機能なのかを次回解説します。