2025年8月24日日曜日

Autodesk Viewer (3/3)

受け取り側がサインインすると・・・

送信者に加えて受信者もサインインすると、

  • コメント
  • マークアップ

の機能が使えるようになります。これらの機能を使うことで、より詳細なディスカッションが可能になります。基本の流れは断面・表示非表示などでビューを調整した後に

  1. マークアップして共有する
  2. コメントを追加して投稿する

の二パターンです。

コメントで情報交換する方法

閲覧していて気になる部分があったら、すぐにコメントボタンをおします。

コメントボタンを押す


すると、右側にコメントパネルが開き、画面のキャプチャが表示されるので、コメント欄にコメントを書いて投稿ボタンを押します。

コメントパネルでコメントを入れて[投稿]をクリック

このとき、メールがコメントを作成したリンク受信者から、リンク送信者側に自動送信されます。
メールが送信される

この返信ボタンをクリックすると、ビューアが開き、コメントパネルが開いて同じビューを閲覧することができます。

ビューアが開いて、コメントを共有できる。

さらにこの[返信]をクリックして、返信を書き込み、投稿ボタンを押すと

またメールが発出されます。

メールが再度配信される
これを繰り返して、最終的に解決したら、コメントパネル右上の解決にチェックを入れます。すると、コメントパネルからこのやり取りが非表示となります。

解決に✔をいれる

マークアップからの共有

マークアップは一種の「スクリーンショット」です。スクリーンショットを取ったうえで、静止画にマークアップを作成するというイメージです。

モデルの見え方を十分に調整してから、画面右下の[マークアップ]をクリック。


画面がキャプチャされて、画面下にはマークアップツールバーが表示される

マークアップツールバー
使用できるのは鉛筆、矢印、雲マーク、文字です。直管的に操作できるので詳しい説明は省略します。必要なことを欠き込んだら右上の[保存]ボタンをクリックします。

マークアップしたら[保存]をクリック

コメントパネルが表示されます。
コピーでURLをコピーしても、返信を押してコメントをやり取りしてもよい

コピーを押してURLを取得し、メンバーに送信してもいいし、コメント同様に返信でのやり取りとなります。

サインインすればビューアにコメントを入れながら、経緯をトラッキングすることができます。

コメントの書き出し

このようなやり取りはすべて「コメント」パネルからアクセスできます。このようなやり取りは書き出すことができます。コメントパネル右上の[書き出し]をクリックすると、PDFファイルとしてダウンロードできます。このとき「解決済みを表示」にチェックを入れておくと、解決済みのコメントもすべて書き出すことができます。

コメントを書き出し
PDFは次のような書式です。

書き出されたコメント

有効期限は30日間

このように大変便利な機能を有しているAutodesk Viewerですが、さすがに無償だけあって有効期限は最初にアップロードした日から30日間に限られています。ただし、この期間は延長することができます。

Autodesk Viewerの最初の画面で、[自分が所有者]のデザインビューであれば、[延長]ボタンが押せるはずです。

有効期限を延長できる

新しい有効期限は、延長ボタンを押した日から30日になります。

こうして延長はできるものの、いつかは情報はなくなってしまいます。この優秀なビューアはおそらくTeamsなどと組み合わせて使うことで最高のメリットを享受できるのではないでしょうか?

問題を見つける→スクリーンショットを取る→PPTなど好きなツールでコメントをかく→スクリーンショットを取ってTeamsでテーマごとに共有

というのが手間もかけず、経費もかけずに日常の情報共有に3Dモデルを活用するきっかけにならないでしょうか?

皆さんもAutodesk Viewerを積極的に使用してうまい使い方を考案してみてください。