座標系の変更ができる
RevitのIFC出力では出力時の座標基準が選択できます。
- 共有座標
- 測量点
- プロジェクト基準点
- 内部原点
- 真北に向けられたプロジェクト基準点
- 真北に向けられた内部原点
これはIFC出力設定の地理的参照タブの座標基底から選択できます。
| 座標基底 |
それぞれ、どのような結果になるのか、次のような簡単なプロジェクトを出力して確認してみます。10m角の壁だけがあるプロジェクトです。
| 4隅に内部原点、測量点、プロジェクト基準点、共有座標原点を配置 |
検証にはBIMvisionを用いています。(Navisworksはいろいろと気を利かせて補正が入ってしまうからです。)
内部原点
真北の影響:なし
右上の2通りとB通りの交点を原点(0,0,0)として、プロジェクトの北に正対して出力されます。
| 内部原点 |
プロジェクト基準点
真北の影響:なし
BIMvisionで「プロジェクト原点」と「内部原点」を読み込んで重ねてみました。真北の越境を受けずにプロジェクトの期待に正対しています。「プロジェクト基準点」で出力すると任意の位置に座標原点(0,0,0)を移動できることがわかります。
| 内部原点とプロジェクト基準点 |
共有座標
真北の影響:あり
共有座標の原点は1通り-B通りの交点(左上)です。この点がIFC上の原点になっています。共有座標は真北を上にして出力されています。
| 内部原点と共有座標 |
測量点
真北の影響:あり
測量点は2通りとA通りの交点(右下)です。やはり真北の影響を受けていますね。
| 内部原点と測量点 |
真北に向けられたプロジェクト基準点
真北の影響:あり
プロジェクト基準点は1通りとA通りの交点(左下)です。こちらも真北の影響を受けています。
| 内部原点と真北に向けられたプロジェクト基準点 |
真北に向けられた内部原点
真北の影響:あり
内部原点は2通りとB通りの交点(右上)です。これも名前の通り真北の影響を受けています。
| 内部原点と真北に向けられた内部原点 |
しかし結局のところ「共有座標」が最強
座標基底が自由に選択できるのは素晴らしいのですが、これはIFCを受け取る側の座標の解釈に依存しています。少なくともIFC4x3の形式で、Autodesk FormaやNavisworksでこのIFCを受け取る場合は、共有座標で配置されます。
| サンプル意匠でのIFC出力設定の地理的参照タブ |
このまま作成したIFCはZ軸で15°回転した状態で作成されます。やはり、特定の位置に共有座標を作成して出力するのがベストです。
次回は「回転」しない、共有座標の設定につて考えてみましょう。