2020年7月5日日曜日

舗装

舗装の傾斜

舗装に勾配を付ける方法は今のところ勾配矢印を使うしか方法がありません。勾配矢印を使うときのちょっとしたコツをご紹介します。
舗装の傾斜についての話です。

基本(勾配)

舗装は必ず地盤(地形)の上に作成しますので、まず地盤を作っておきます。
そして次のように幅6m長さ40mぐらいで舗装のスケッチを作製して、勾配矢印を配置します。矢印は指定方法にもよりますが、基本的に登り方向を示しています。
舗装と勾配矢印を作成
勾配の単位を指定しておきます。一番都合のよい単位でいいのですが、ここでは%表示としておきます。
  1. 管理タブ>設定パネル>プロジェクトで使う単位
  2. 勾配のボタンを押して、パーセンテージを選択
    勾配の単位を設定
  3. OK→OK
  4. 勾配矢印を選択し、プロパティウィンドウで、指定を交配、矢尻レベル0、勾配を10%とする。
  5. モードパネル>✔
  6. 作成した舗装を選択し、勾配の値が変更できることを確認します。
勾配矢印の指定を勾配に設定すると、いちいち編集モードに入らなくても勾配の値を変更できるようになります。
勾配のついた舗装

法面(勾配端部)

法面は基本的に三角形で作成するので、UIの乏しい舗装で作成するのはやや困難です。それでも条件さえ合えば舗装で法面を作成することができます。その条件とは

3点のうち2点が同じ高さである

ということです。

  1. 次の図のように三角形の舗装を作成。
    三角形の舗装を作成
  2. 右上の点が矢先になるように勾配矢印を作成
    勾配矢印
  3. 底辺に垂直になるように矢尻をドラッグして配置
    底辺に直角になるように勾配矢印を配置
  4. 勾配矢印のプロパティで、矢じりレベルを底辺の高さ0、矢先レベルを矢先の高さ4000に指定
    勾配矢印のプロパティ
  5. モードパネル>✔
擁壁の底辺の両端の2点は高さ0ですので、舗装と勾配矢印で作成可能です。
舗装で法面を作成