階別・用途別の面積表
前回は、住戸タイプの各階別の分布を集計表を使って調べましたが、今回は同様に面積を部屋用途ごと、階ごとに集計してみましょう。
![](//3.bp.blogspot.com/-UjxunNLhAvY/VY-3zho0JBI/AAAAAAAAB50/l1xwVYrkzrI/s400/sch218.PNG) |
階別・用途別に面積表を作成する |
面積用途を作成する
まず、前回の住戸タイプ同様、面積用途を表す集計キーを作成します。
(1) [表示]-[集計]-[集計表/数量]
(2) カテゴリで「部屋」、集計キーを選択し、下の図のように設定します。
![](//3.bp.blogspot.com/-s17ws1S0ZBU/VY-nN4M-FbI/AAAAAAAAB3M/4s9uKQKVnGQ/s400/sch201.PNG) |
集計キー 「面積用途」 を作成 |
(3) [パラメーターを追加]を選択し、「面積用途番号」を作成します。前回同様、このパラメーターの型は整数にすることが重要です。
![](//1.bp.blogspot.com/-aHXZN1CuF-o/VY-oAau5_8I/AAAAAAAAB3U/KvBdX8Kr0HA/s400/sch202.PNG) |
パラメータータイプは「整数」 |
(4)フィールドタブと並べ替えタブは以下のようになります。
![](//1.bp.blogspot.com/-KMh5_FanviE/VY-onNjzljI/AAAAAAAAB3c/i3zGmYfbGh8/s400/sch203.PNG) |
面積番号を上位にする |
![](//3.bp.blogspot.com/-87t4fzuxBrU/VY-oo7qV0BI/AAAAAAAAB3k/gu6AWp631wU/s400/sch204.PNG) |
面積番号で並べ替える |
面積用途
[データ行を挿入]をクリックして、使用する面積用途を追加します。
![](//1.bp.blogspot.com/-nNMMvdQkZgg/VY-uQgNSg3I/AAAAAAAAB30/q5XbN-lKTnc/s400/sch205.PNG) |
面積用途を追加 |
カラースキーム
次に平面図で面積用途を各部屋に設定しますが、このとカラースキームを使うと便利です。平面図のビューを開き、ビューのプロパティ[カラースキーム]をクリックします。
![](//4.bp.blogspot.com/-OM8vLbFpr14/VY-vQ5IcwuI/AAAAAAAAB38/zldoKbDtMvg/s320/sch206.PNG) |
カラースキームをクリック |
カテゴリから「部屋」を選択し、リストからなにかを選んで複製し、名前をつけます。
![](//2.bp.blogspot.com/-dZ4cg69M3GM/VY-wjB9NCmI/AAAAAAAAB4I/xK6IEzAQUDc/s400/sch207.PNG) |
既存を複製して名前をつける |
タイトルを設定し、色から「面積用途」を選択します。面積用途がリストされるので、必要に応じて色を変えてOK。
![](//1.bp.blogspot.com/-4e5lZLb2BnQ/VY-xZH9pslI/AAAAAAAAB4U/OZ5Pgza2Ldo/s400/sch208.PNG) |
面積用途の色を編集する |
平面図が面積用途ごとに色分けされます。部屋を選択し、プロパティ「面積用途」を変更します。
![](//4.bp.blogspot.com/-diIghNKTucY/VY-yLJIBeJI/AAAAAAAAB4Y/AL3esBfflgo/s400/sch209.PNG) |
平面図を色で確認しながら面積用途を設定する |
このときビュープロパティで「
カラースキームの場所」を「
前景」にしておけば、色が階段などで白抜きになることがありません。
面積表の作成
各部屋に面積用途が設定できたら、集計表を作成します。前回の応用ですので、よく注意して設定してみてください。
まず、[表示]-[集計]-[集計表/数量]で集計表を作成します。カテゴリは部屋を選び、今度はそのままOKで次に進みます。
使用可能なフィールドからまず、「レベル」「面積」「面積用途番号」を選択します。
次に、「計算値」を押してください。前回を思い出してください。ここではif文を使って条件を設定するのですが、ちょっと注意が必要です。面積を求めるのですから以下のように設定します。
![](//1.bp.blogspot.com/-77eyJHcw3KU/VY-zk_mN9YI/AAAAAAAAB4k/2D9rLk3ap6A/s400/sch210.PNG) |
タイプは「面積」、計算式は「if(面積用途番号=1,面積,0)」 |
この計算式は、「もし、部屋の"面積用途番号"が1ならば、その部屋の"面積"を返し、そうでなければ0を返しなさい」という意味です。
同様にほかの計算式も以下のように設定します。
最後のフィールドとして、合計値を設定します。
並べ替えタブではレベルごとに並べ替えられるように、次のように設定します。
![](//1.bp.blogspot.com/-t_39diode0s/VY-1s2iZmAI/AAAAAAAAB5Q/xSquesDBGrI/s400/sch215.PNG) |
並べ替えタブの設定 |
書式では二つ重要なポイントがあります。
![](//1.bp.blogspot.com/-sM3_jzTINow/VY-2Go3thVI/AAAAAAAAB5Y/Rs-7-dpROTs/s400/sch216.png) |
面積と面積用途番号を「非表示」にする |
![](//4.bp.blogspot.com/-o526x2ea9gY/VY-2jZG03cI/AAAAAAAAB5g/Hc1sFr5VFIY/s400/sch217.png) |
専用・共用・便所・設備・合計の位置合わせを右に、合計を計算にチェックを入れる |
以上の設定で以下のような集計表が完成します。
![](//1.bp.blogspot.com/-UjxunNLhAvY/VY-3zho0JBI/AAAAAAAAB5w/rCg8zX0b2Kc/s400/sch218.PNG) |
階別・用途別面積表 |