構造柱タグの作成
タグに表示するパラメータは共有パラメータでなければなりません。「複数のファミリで共有するパラメータ」という意味です。前回の構造柱(1)では、柱サイズのパラメータに共有パラメータを用いたので、タグに表示することができます。
Step by Step
(1) [R]-[新規作成]-[ファミリ]でテンプレートは「注釈」-「一般タグ(メートル単位).rft」を選択する。
(2) [作成]-[プロパティ]-[ファミリカテゴリとパラメータ]で「構造柱タグ」を選択しOK。
![](https://3.bp.blogspot.com/-bKRBlOrQJwI/VyamJXVFisI/AAAAAAAADqo/z-g7zvR0KogZ-qrqszh0x_D2rjZVT1bcwCLcB/s400/SF501.png) |
カテゴリを変更 |
(3) 赤い字を削除。
(4) [作成]-[文字]-[ラベル]を選択し、プロパティウィンドゥの[タイプを編集]をクリック。
(5) 下の図を参考に、ラベルのタイプを設定する。
![](https://4.bp.blogspot.com/-eFo3nV9BC88/VyanKRl-f1I/AAAAAAAADqw/ymcubwTP6PIjJ83Y6qmOx_HDhEmN6-EcgCLcB/s400/SF502.png) |
ラベルのタイプを設定 |
(6) 参照面の交点あたりをクリック。
(7) [カテゴリパラメータ]から「タイプ名」をクリックして[
→]をラベルパラメータに追加。
![](https://2.bp.blogspot.com/-sKG5zNAmX4M/Vyan1eCZhDI/AAAAAAAADq4/0d0j2QgrJsUzClHmAom_HGYfw9o52GI-QCLcB/s400/SF503.png) |
ラベルの編集 |
(8) ダイアログボックス右下の[パラメータを追加]ボタンを押して、[共有パラメータ]-[選択]で「柱X」「柱Y」を選択して追加。
![](https://2.bp.blogspot.com/-UAfJv0HLXSA/VyapDgTE6aI/AAAAAAAADrE/XledJXXa0lE0reayNvCKfN0zevNzI2dCgCLcB/s400/SF504.png) |
共有パラメータを追加 |
(9) 「柱X」「柱Y」を下の図のようにラベルパラメータに追加して、下の図を参考に接頭表記や分割を設定する。
![](https://1.bp.blogspot.com/-fTjE10hLd94/VyaqJWE4WZI/AAAAAAAADrQ/2nR15Nxfcw0jISJeEzczrwz8RT6l-UXKgCLcB/s400/SF505.png) |
ラベルパラメータの設定 |
(10) 名前を付けて保存します。(ラベル_構造柱.rfa)
![](https://4.bp.blogspot.com/-LhUAmxd2rJc/VyaqBAOmVrI/AAAAAAAADrM/C1OS77a6gIk1PSx8GItAhzbFjyEsvTGlACKgB/s320/SF506.PNG) |
完成した柱タグ |
タイプの作成
ふかしのパラメータを追加して、複数のタイプを作成します。
Step by Step
(1) (8)の手順で共有パラメータ「ふかし上」を追加し、下の図のように書式を設定して配置します。
![](https://4.bp.blogspot.com/-nuk7Mw1dyNE/VybaJ4okFLI/AAAAAAAADrs/GZSFpcOAKj8P6lpGvkXk-XaqXFxHgPLgQCLcB/s400/SF508.png) |
共有パラメータを追加して、書式を設定する |
![](https://3.bp.blogspot.com/-OGYlZostzO8/Vybai8w9-PI/AAAAAAAADrw/1Cj22Q3qzAg-Ql9oYgm-CvPTfZdSDkdvwCLcB/s320/SF509.png) |
ラベルを追加 |
(2) 同様に、「ふかし下」「ふかし右」「ふかし左」を追加する。
(3) ふかしの4つのラベルを選択し、プロパティウィンドゥの[表示]の関連付けボタンを押し、パラメータ[ふかし]を追加。
![](https://3.bp.blogspot.com/-QY79pP5Qgf4/VybcyIlnGNI/AAAAAAAADsI/EKmEk36_QTQbE1gIVqbxbAlodaBi2dosQCLcB/s400/SF511.png) |
表示のパラメータ「ふかし」を追加 |
(4) 「標準」と「ふかし」のタイプを、それぞれ「ふかし」パラメータをOFF、ONとして作成する。詳細は「
RC梁を作成する(3)」で述べていますので参考にしてください。
![](https://4.bp.blogspot.com/-jq7Cqs97XtM/Vybd10VoHeI/AAAAAAAADsQ/0hfKb5Im9_4mUxkR9ZioQmrcWHZ5awvIwCLcB/s400/SF512.png) |
タイプの作成 |
使ってみる
それでは実際に構造柱に対してタグを作成してみます。 プロジェクトにタグのファミリをロードして、[注釈]-[タグ]-[カテゴリ別にタグをつける]を選択し、オプションバーの[引出線]のチェックを外し、構造柱をクリックします。
![](https://1.bp.blogspot.com/-FVuMrtX7v38/VycygkpRvFI/AAAAAAAADs4/GCucSgfs7PgrHQ2ufMbP2ZedrXjh8TOAwCLcB/s400/SF507.PNG) |
タグでプロパティを表示 |
さらに、タイプを「ふかし」に変更すると・・・
![](https://4.bp.blogspot.com/-P1tkeFeDviw/Vybev6Ut4JI/AAAAAAAADsc/rpylzRIoNBw4vje8ZbJY3TQqboF_6L4ggCLcB/s400/SF513.PNG) |
ふかしを表示 |
タグを作成することで「インプレイス」でふかし寸法をコントロールできるようになります。
サンプルデータ
A360ドライブにデータをアップロードしておきました。特に制限はありませんし何かあっても責任は負いません。時折、バージョンアップしていきます。