階段の手すりを自由につくる
階段手摺はちょっと難しそうに見えますが、理屈がわかれば結構自由に作ることができます。ポイントは
手すりは基本的にスイープである、ということです。下の図のようなコーナーの手すりを作成してその仕組みを理解しましょう。
![](https://1.bp.blogspot.com/-rkzhJhSeoeM/XiLJrg_YgFI/AAAAAAAAMr8/KaRKbcQeGaAWHK3F0En79XzLYYYUOGucgCLcBGAsYHQ/s400/stair601.PNG) |
こんな手すりも自由自在 |
まずこれまでの練習帳にならって、下の図のようなコンクリート階段を作成してください。ただし、手すりはまだ作らないでください。
![](https://1.bp.blogspot.com/-5c8m9GGYDdc/XiLLzqt0NUI/AAAAAAAAMsI/wtGwbyJHsxcqImb3OjKpzWAfMBG055QdgCLcBGAsYHQ/s320/stair602.PNG) |
まずは階段を作成しましょう |
ここから手すりを作成していきます。
練習
- 建築タブ>階段>手摺(ここではあえて普通の手すりを選びます。)
- ツールパネル>新しいホストを選択 で階段を選択。
- オプションバーで
- プロパティウィンドウで
- タイプセレクタ:手摺:900mmパイプ
- パスからのオフセット:0
![](https://1.bp.blogspot.com/-owNS_LZZf3s/XiLN-qf289I/AAAAAAAAMsU/bwxEbUMC1GY5zYnwmSxEXyvJeEfLwlCTACLcBGAsYHQ/s320/stair603.png) |
オプションバーとプロパティウィンドウを設定 |
- 下の図のように階段経路の端部を下から上にクリックし、✔
![](https://1.bp.blogspot.com/-X3EgMFLIN0o/XiLOyB5NAFI/AAAAAAAAMsc/XqFCmap9eK0VimMS206b251CQKDTsb2wACLcBGAsYHQ/s400/stair604.png) |
①→④と階段の端をクリックして作成 |
- 下の図のように手すりがすべて見えるような断面図を作成しビューを移動します。
![](https://1.bp.blogspot.com/-asZ8qCDdbEU/XiLQluRYjPI/AAAAAAAAMss/YZjCUecQos4TkRtILwrNsy3CoWla1Xs1gCLcBGAsYHQ/s400/stair605.PNG) |
断面図を作製 |
- 下の図のように手すりの上部に線を描画して、トリムして結合点の高さを求めます。ここでは1094.44なので丸めて1095と考えます。
![](https://1.bp.blogspot.com/-8E_0w2cM6Xs/XiLRZa3CYQI/AAAAAAAAMs0/eTaRXPn-ycQ0aSKzkG1V2fCApErnzQg2ACLcBGAsYHQ/s320/stair606.PNG) |
上部手摺の高さが一致する高さを求める |
- 手摺を選択して、タイプ編集ボタンを押してタイププロパティ編集ダイアログで
- 複製ボタンを押して名前を「900mm パイプ 階段」とする。
- 踊場での高さ調整:✔
- 踊場での高さ:195(高さが900なので1095-900=195)
- OK
![](https://1.bp.blogspot.com/-fU3rMqMIez4/XiLSqAGUG4I/AAAAAAAAMtI/nffFHwMAZZ8Sh-C5I2p1ouX-LGgFxa5JwCLcBGAsYHQ/s400/stair607.png) |
複製して新しいタイプを作成する |
- 踊場の手すりがそろっていることを確認。
![](https://1.bp.blogspot.com/-F1VckawQgEE/XiLTFTvqglI/AAAAAAAAMtQ/UnFzFEPQlRsoGxpHRA5qj1LT6RAmSbv5ACLcBGAsYHQ/s400/stair608.PNG) |
踊場での手摺の高さがそろっている。 |
- 3Dでも確認します。
![](https://1.bp.blogspot.com/-Y17m64fTEiU/XiLTr9r17iI/AAAAAAAAMtc/ngAmMjRVO1cSiWtmBt0ngvWTrOfZ2rwSgCLcBGAsYHQ/s400/stair609.PNG) |
3Dでも確認(マテリアルは変更しています。) |
まずは上部手摺の高さがそろいました。次回は手摺子の位置を自在に動かしてみましょう。