2020年8月8日土曜日

手摺を補助手摺だけでつくると意外に便利(2)

補助手摺だけの手摺


補助手摺タイプ

補助手摺のタイプを作成します。これはほとんど笠木手摺タイプと同じなのですが、握りのクリアランスの値がプラスの値しかとれないことを注意してください。補助手摺は手摺のスケッチラインの右、左、右と左に表示することができるのでマイナスにする必要がありません。

  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>手摺>補助手摺タイプの任意のタイプを選択
  2. 右クリック>複製
  3. 作成されたタイプを右クリック>名前変更 で適切な名前(ここでは、補助手摺⌀34)にする。
  4. ダブルクリックしてタイプ編集ダイアログボックスを開く。
    • 構築グループを次のように設定する。
      • 規定の結合はフィレットにし、フィレット半径を50とする。これによりコーナーが半径50で面取りされる。
      • プロファイルは直径34mmで12時の位置を起点とします。詳細はこちらを参照してください。
      • 高さを900に指定。これにより手摺の天端がFL+900となります。
    • 延長(始端/下部)と延長(終端/上部)および端部は、なしとします。
    • 補助手摺支持グループには作成した支持ファミリを設定し、割り付け方法を指定します。

手摺タイプ

補助手摺だけの手摺タイプを作成します。

  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>手摺>手摺 の任意のタイプを選択。
  2. 右クリック>複製
  3. 作成されたタイプを右クリック>名前変更 で適切な名前(ここでは、歩行補助手摺H900)にする。
  4. ダブルクリックしてタイプ編集ダイアログボックスを開く。
    • 手摺横桟構成ですべての項目を削除する。
    • 手摺子構成で、すべての項目を削除
    • 笠木手摺はなしとする。
    • 補助手すり1に作成した補助手摺タイプを指定
    • 補助手すり2は<なし>とする。
以上で手摺の設定は終了です。次回はこの手摺タイプを使って手摺を作成します。