2025年6月15日日曜日

パラメータグループの並び順2024~2026

パラメータグループの並び順

2018年にパラメータグループの並び順について調査した記事を掲載しましたが、最近はどうなっているのかver2024、2025、2026について調べてみました。

現在の並び順

2024/2025/2026のパラメータグループの並び順は以下の通りです。

  1. サブ区画(v2024で追加)
  2. 拘束
  3. 構成
  4. 鉄筋セット
  5. セット
  6. グラフィックス
  7. 文字
  8. マテリアルと仕上げ
  9. 分割ジオメトリ
  10. 電気
  11. 電気工学
  12. 電気 - 照明
  13. 電気 - 負荷
  14. セグメントと継手
  15. 給排水衛生設備
  16. メイン端部(元「端部 1」)
  17. サブ端部(元「端部 2」)
  18. 構造
  19. レイヤ
  20. スラブ形状編集
  21. 寸法
  22. 機械
  23. 機械 - 流量
  24. 機械 - 負荷
  25. 解析モデル
  26. 解析用位置合わせ
  27. リリース/要素荷重
  28. 構造解析
  29. 荷重
  30. モーメント
  31. フェーズ
  32. エネルギー解析
  33. IFC パラメータ
  34. 防火
  35. タイトル文字
  36. Green Building プロパティ
  37. フォトメトリック
  38. 解析結果
  39. モデル プロパティ
  40. 一般
  41. 電気 - 回路
  42. データ
  43. 表示
  44. 全凡例
  45. 電気解析
  46. ビジュアライゼーション(v2025で追加)
  47. 人命の安全管理
  48. シート上のビューの位置(v2026で追加)
  49. 構造断面寸法
  50. その他
  51. 識別情報


2025年6月8日日曜日

建築工事標準詳細図(2-41) ~地下二重壁

 地下二重壁

建築工事標準詳細図シリーズ、2-41は地下二重壁です。

地下二重壁のモデリング
2-14-1では地下二重壁はRC150mmをH150mm立ち上げて、鉄骨下地窯業系サイディングの壁を梁下まで立ち上げています。

サンプルデータ(v2024)ダウンロードはこちらから

データの見方

3Dビューでは次の図の位置にあります。

3Dビュー
平面図は平面図 BFLを参照してください。ここから標準図や断面図に移動することができます。
平面図 BFL

断面図 2-41-1にも吹き出しを作成して標準図に移動できるようにしてみました。

断面図 2-41-1

二重壁

モデルの二重壁には重ね壁を使用しています。RC立上り部と上部の窯業系サイディングの壁タイプを仕上面外部で位置合わせしてタイプを構成しています。

重ね壁の構成

二重壁タイプを作成すると上下の壁の位置合わせに気を遣うことがないため効率的に整合の取れたモデルを作成できます。

点検口

点検口は壁ホストの造作工事カテゴリとしてファミリを作成しました。標準図をみると特段開き勝手はなさそうなので簡易な形状としています。

点検口のファミリ

標準図

標準図は製図ビューの「2-41-1 地下二重壁」です。このビューはPDFを600DPIで1:20に設定した製図ビューに読み込んで、"スナップを有効にする"をオンにしたうえで、詳細線分でなぞって作成しました。

読み込んだPDFのスナップを有効にする

CADベース(ベクトルベース)のPDFであれば、このスイッチをオンにすることで、PDFの線にスナップを効かせることができます。

製図ビュー

Cチャンネルやアングルは詳細項目ファミリを作成しています。形状が決まっているものはファミリにしたほうが扱いが簡単です。

詳細項目ファミリ

ご利用についてのお願い

ファミリも製図ビューも、サンプルファイル内の要素は、なんでも自由に利用していただいて結構ですが、何があっても責任は一切負いませんので自己責任でご利用ください

2025年6月1日日曜日

シート間で位置合わせ(v2026新機能)

Revit2026で解決

複数のシートに平面図を配置して、その通り芯の交点の位置を一致させたい、というニーズにこたえるため、Revit2026には新たに「位置を保存」の機能をが追加されました。使い方をマスターしましょう!

ビューポートの位置を保存する

標準添付されている「サンプル意匠.rvt」を開いて、その手順を確認しましょう。

  1. ファイル>開く>サンプルファイル
  2. サンプル意匠.rvtを開く
  3. プロジェクトブラウザ>シート>実施図>1001 - 平面図(1)を開く
  4. 左側の"1 - 平面図 ピット" を選択
  5. 配置とビューパネル>ビューのアンカーで"ビューの原点"を選択
  6. 配置とビューパネル>位置を保存 をクリック
    位置を保存

  7. ビューの位置保存ダイアログボックスで、名前を「平面図左」と入力しOK
    ビューの位置に名前を付ける


  8. 同様に、右側のビュー"2 - 平面図1階"を選択し、ビューの位置を"平面図右”として保存する。

異なるシートでビューの位置を合わせる

  1. プロジェクトブラウザ>シート>実施図>1002 - 平面図(2)を開く
  2. 左側の"1- 平面図 基準階"を選択
  3. 配置とビューパネル>保存位置から平面図左を選択
    保存位置を選択

  4. 同様に右側のビューを選択し、保存位置で"平面図右"を選択
  5. 二つのシート間で、通り芯の位置が一致していることを確認する
    二つのシートでビューの通り芯の位置が一致している

自動?レイアウト

自動というほどのものでもないのですが、あらかじめ位置を指定してビューをレイアウトすることもできます。
  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>建築>10 平面>平面図>平面図 5階を選択
  2. ビューのプロパティでシート状のビューの位置グループ>保存位置で"平面図左"を選択。
    位置を指定


  3. 同様に平面図 6階の保存位置を"平面図 右"に設定。
  4. プロジェクトブラウザ>シート>実施図>1002 平面図(2)を右クリック>シートを複製>空のシートを複製
  5. 作成されたシートに平面図 5階と平面図 6階をそれぞれドラッグ&ドロップする
  6. ビューが指定された位置に自動的にレイアウトされることを確認してください。
    各ビューは指定した位置にレイアウトされる

位置の編集

保存した位置を移動することができます。
  1. プロジェクトブラウザ>シート>実施図>1001 - 平面図(1)を開く
  2. 左側の1-平面図 ピットを選択
  3. 配置とビューパネル>位置を編集

  4. この時点でビューには5つの■が表示され、その一つかオレンジ色になっています。オレンジ色のは現時点でのビューのアンカーを示しており、各■をクリックすることでビューのアンカーを変更することができます。今回はビューのアンカーは変更しません。
    ビューのアンカー

  5. ビューを移動します。
    ビューを移動

  6. ビューの位置を編集パネル>✔終了
  7. 保存された位置を更新ダイアログボックスが表示されます。保存位置「平面図左」を割り当てた他のビューの位置も更新してしまいますよ、という警告なのでOKをクリック。
    OKを押して次へ進む

  8. 1002 - 平面図(2)や1002 (1)-平面図(2)のレイアウトが更新されていることを確認する。
    他のシートでも位置が更新されている

保存位置の名前の変更

保存位置の名前の変更や、割り当てられたビューの数は位置を管理で行えます。

  1. プロジェクトブラウザ>シート>実施図>1001 - 平面図(1)を開く
  2. 左側の1-平面図 ピットを選択
  3. 配置とビューパネル>位置を管理

このダイアログで、名前変更、削除、割り当てられたビューの数の確認ができます。