2026年4月12日日曜日

任意のRevitプロパティのみIFCに書き出す

オリジナルのPsetをつくる

前回はRevitプロパティをすべてIFCに書き出す方法を紹介しましたが、任意のパラメータを出力する方法を紹介します。カギとなるのはおなじみの「集計表」です。集計表を作るだけでオリジナルのPsetをつくってIFCとして出力することができます。

Revit標準添付のサンプル意匠.rvtで試してみましょう。

  1. まず集計表:20 ドア 建具表 SDを複製して名前を"Pset_Door"に変更します。
  2. 集計表のプロパティ「フィルタ」で「建具種類」「より大きい」「(空白)」としてすべてのドアを表示します。
    フィルタの設定を変更

  3. 3Dビューを表示
  4. ファイル>書き出し>IFC
  5. "設定を変更"ボタンをクリック
  6. IFC4 Reference View [建築]を選択し、ダイアログボックス左下の"選択にもどついて新しい設定を作成します。"ボタンをクリック
  7. 名前を「IFC4 Reference View [建築] _Pset集計表」などに変更しOK
  8. プロパティセットタブで"集計表をプロパティセットとして書き出し"に✔
  9. さらに"タイトルにIFC、Pset、Commonが含まれる集計表のみを書き出し"に✔
    書き出し設定

  10. OK
  11. ファイル名を指定して"書き出し"ボタンをクリック
こうして出力したIFCファイルをNavisworksで開いて見ると、建具表の情報が出力されていることがわかります。
集計表の情報がPsetになる

IFC共通プロパティセットと基本量

"IFC共通プロパティセットを書き出し"をONにすると、IFC標準の属性(Pset_○○)が自動で出力されます。
IFC共通プロパティセット

また、"基本量を書き出し"をONにすると、数量(面積・体積・長さなど)がIFCに書き出されます。Qto_〇〇という項目が該当します。ドアで言えば、"Qto_DoorBaseQuantities"です。
基本量

この二つは、原則としてONにしておきましょう。

連結フィールド

集計表で複数のパラメータの値を一つに結合して表示する結合フィールドもPsetとして出力することができます。サンプル意匠.rvtで新たに集計表"Pset_DoorMark"を作成し建具記号(建具種類+建具番号)の結合パラメータのフィールドを作成します。
結合パラメータ"DoorMark"
集計表のフィールドはこれだけでも構いません。

同じ手順でIFC出力すると・・・
結合パラメータをPsetにできる


Pset集計表を作成することで必要なパラメータのみをIFCデータに含めることができます。
わかりやすいPset集計表を作ってみよう