2026年11月1日日曜日

Autodesk Assistant~導入編

Autodesk Assistantに話しかけてみよう

Autodesk Assistant(以下 AA)は、あなたのプロジェクト専用のAIです。Revit2027.3ではAAの"できること"がさらに増えて、文字どうりアシスタントとして面倒な作業を肩代わりしてくれるようになりました。まずは、何ができて何ができないのかを知る必要がありますね!早速話しかけてみましょう。次の文字列をコピーしてAA に質問してください

Autodesk Assistantで、できることとできないことの概略を教えてください。

すると、次のようにできることとできないことがわかります。

AAと会話してできること、できないことを把握しよう

できないことを最初に理解しておくと、過度な期待を抱かずにAAを活用することができます。また、できるかできないかを事前にAAに聞いてみるのもいいでしょう。

プロジェクトにロードされたファミリを複製し、タイプパラメータを変更することはできますか

すると、次のようにできる範囲を答えてくれます。


タイプパラメータの変更はできるらしい

どうやら、既存のファミリのタイプパラメータを変更することはできるようですね。このように、やりたいことをいったんできるかどうかAAに質問してみましょう。だんだんと、AAのことがわかってきましたね。

情報を取得してみる

次に現在のプロジェクトの内容を調べてもらいましょう。

壁のリストを表形式で作ってください。

ちょっとざっくりととしたプロンプトですが、けっこう答えてくれます。

表形式にしてくれる
このように表形式で、と依頼すると表にしてくれて、右上のコピーボタンをおしてクリップボードにコピーすると、Excelに貼り付けることができます。
エクセルに貼り付け可能
もう少し詳しく質問してみましょう。

幅が1000mm以上のドアについて、レベル、タイプ名、幅、高さ、個数を表にしてください

すると、

結構頑張ってくれます

もちろんこのような内容は集計表を作ればいいのですが、AAも結構頑張ってくれますね。

要素を見つけて色を変更する

もう段分慣れてきましたね!それでは次に現在のビューの要素を条件を付けて色を付けてもらいましょう。その前に「現在のビュー」をAAが正しく認識しているかどうか確かめたほうがいいです。

現在のビューの名前とタイプと要素ID

AAがどのビューを認識しているのか

私の経験ではAAとの会話の流れの中で、「現在のビュー」が実際に見えているビューではなく、AAがちょっと前の会話に出てきたビューを「現在のビュー」として認識し続けていたことがありました。ですから、ビューは単に「現在のビュー」「アクティブビュー」というより、この要素ID、あるいはビューの名前を指定したほうが確実です。

ID:312のビューにある要素のうち、幅が100mmを超える壁を赤色で表示してください。

すると該当する要素が赤色で表示されます。

幅が100mmを超える壁が赤色になった

Tips :  単位を明示しよう

ここでちょっとしたコツがあります。それは単位です。このプロンプトでは「100mm」と単位をつけて質問しました。実はこれが今のところ重要で、単に100としているとAAはフィートと勘違いすることがありますので、数字を指定するときは必ず単位を付けましょう。

Tips : 色付けは要素の上書きで行っている

幅が100mmを超える壁が赤くなりましたが、これはどうやって実現しているかというと「ビューのグラフィックスを上書き>要素別」で行われています。

困ったことに、AAに「元に戻してください」と質問しても、2026.11現在では元に戻すことはできません。元に戻すには

  • Undoする
  • 壁を選択して右クリック>ビューのグラフィックスを上書き>要素別で[リセット]する

などの操作が必要です。

他にもいろいろなプロンプトが考えられます。以下の例を参考に皆さんでいろんなプロンプトをAAに投げてみてください。

タグが付けられていない部屋はありますか
平面図の"1FL"のビューのドアタグと窓タグの数を数えてください
1FLの意匠柱にはどんなサイズの要素がありますか
1FLのビューの家具を非表示にしてください。
要素のタイプ変更はできますか?できる場合はどのようにお願いすればいいでしょうか
外壁は全部で何枚ありますか
2FLのビューで、壁をタイプごとに色分けしてください。色はお任せします。

などなど、いろいろな質問・相談をAAにしてみましょう。まずはAAと仲良くなるところから始めてみてはどうでしょうか?できるかどうかわからなかったら、AAに「こんなことできる?」と聞いてみればいいんです。

次回はもっと実務的なプロンプトを紹介します。