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2026年8月23日日曜日

変圧器(MEP)

変圧器の役割

Revitの電気設備カテゴリにはいくつかのパーツタイプがあります。そしてその役割をまとめると次の表のようになります。

パーツタイプ主な役割
分電盤分岐回路へ電力を供給
配電盤より上位の配電設備
変圧器一次側→二次側へ電圧変換
設備スイッチ負荷機器への給電を開閉・遮断
他のパネル上記に当てはまらないパネル系設備

このうち変圧器の役割には注意が必要です。基本的には「電圧を変換するが、回路構成そのものを自由に変換する装置ではない」ととらえると理解しやすいです。

一次側と二次側

Revitの変圧器をプロジェクトに配置すると、インスタンスパラメータに「配電システム」と「2次配電システム」を選択できます。キュービクル内での高圧受電盤から低圧電灯盤への変圧器を考えると

1次側:三相3線 6600 V → 2次側:単相3線 200/100 V

という構成にしたいところですが、Revitの変圧器ではこのような極数(電圧線の数)の異なる配電システムの変換はできません。

三相3線6600 V から相3線200/100 Vへの変換はできない

現実には

高圧受電盤(三相3線6600V)→変圧器→低圧配電盤(単相3線200/100V)

ののような変圧器構成を考えることができますが、Revitが内部で「一次側の3本の線を、この巻線によって二次側のL1-N-L2に変換した」と電気工学的にシミュレーションしているわけではありません。

Revitの変圧器を理解するうえでは、「現実の変圧器を再現している」と考えるより、

「極数(Poles)は維持したまま、電圧だけを一次側→二次側へ変換する機器」

くらいに考えるのがよさそうです。

ですから、3相3線6600V(極数3)から変換できる配電システムは

  • 三相4線 240/415V(極数3)
  • 三相3線 400V(極数3)
  • 三相3線 200V(極数3)

などです。

三相3線6600Vから三相4線240/415Vの例

ではどうするのか?

ではキュービクル内で行っているような、

高圧受電盤(三相3線6600V)→変圧器→低圧配電盤(単相3線200/100V)

のような場合はどうすればいいでしょうか。Revitで回路が接続できるかどうかは

  • 電圧は整合しているか?
  • 極数は整合しているか?

という判断になりますので、変圧器では

一次側:三相3線6600V→二次側:三相3線200Vに設定し、

三相3線から三相3線へ。電圧のみ変換。

変圧器から供給される電圧線(極)2本を使って、単相3線200/100Vを接続することになります。

三相三線200Vに単相三線200/100Vを接続できる

低圧電灯盤(パーツタイプ配電盤)の電圧を200V、極数を2に設定すれば変圧器の二次側から出力される三相三線200Vに対して、極数、電圧ともに整合しているので接続可能というわけです。

実際の電気工学的なふるまいはさておき、Revitでキュービクルを再現するとすれば次のような構成になるでしょう。

キュービクルの中

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