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2022年7月9日土曜日

Civil3D+InfraWorks+Revit+国土地理院(3/4)

周辺建物データの取り込み

基盤地図情報から周辺建物と鉄道軌道の情報をダウンロードしてInfraworks上に表示してみます。

周辺建物と軌道情報を取り込む

周辺建物と軌道の情報を取得

  1. 基盤地図情報のサイトを開き、基本項目の「ファイル選択へ」をクリック。

  2. 基本項目タブを選択し、全項目のチェックを解除、「建物の外周線」「軌道の中心線」にチェックを入れ、地図上で選択を選ぶ。

  3. 対象となる地域を拡大します。この説明では長崎市周辺を拡大します。
    1. 492906を選択
    2. 市街地はデータ量が多くなるのでひと区画ずつ実行したほうが無難です。
    3. ダウンロードファイル確認へをクリック。
  4. ダウンロードボタンを押してファイルをダウンロードします。
    ダウンロードボタンでファイルをダウンロード

シェープファイルに変換

ダウンロードしたファイルを基盤地図情報ビューアでシェープファイルに変換します。
  1. 基盤地図情報ビューアを起動
  2. 新規作成をクリック
    1. すべて解除をいったんクリック
    2. 追加を押して、ダウンロードしたZIPファイルを選択。
    3. プロジェクトのタイトルと保存先を指定
    4. OK

  3. エクスポート>エクスポート
    1. 変換種別を「シェープファイル」
    2. 変換する要素として「建築物」と「軌道の中心線」に☑
    3. 全データ領域を出力
    4. 出力先フォルダを指定
    5. OK

  4. 出力が終わると次のようなダイアログボックスが表示されますのでOKをクリック。
    変換終了を示すダイアログボックスが表示される

周辺建物をInfraworksに取り込む

シェープファイルをInfraworksに取り込みます。
  1. 管理タブ>コンテンツパネル>データソース
  2. データソースパネル>ファイルデータソースを追加▼>SHP
    SHPとはシェープファイルのこと

  3. ○○-建築物.shpを選択し、よみこまれた項目を右クリック>設定

    1. タイプの▼から「建物」を選択。
    2. 共通タブで、スタイルの基本カラーと屋根マテリアルがrandomFacadeColor、randomRoofColorであることを確認。
    3. 屋根の高さに10m(変更してもOK)
    4. 閉じて再表示
    5. 建物がランダムな色で取り込まれました。

鉄道軌道をInfraworksに取り込む

  1. データソースパネル>ファイルデータソースを追加▼>SHP
  2. ○○-軌道の中心線.shpを指定
  3. 取り込んだ項目(フィーチャといいます)をダブルクリック

    1. タイプを鉄道
    2. スタイルの鉛筆アイコンをクリックし、Railwayを選択
    3. 閉じて再表示
軌道を確認してください。

建物高さの調整

建物は一律で10mで取り込まれています。高さは個別に調整することが可能です。

  1. 任意の周辺建物を選択してハンドルを表示
    建物を選択してハンドルを表示

  2. 上向きの水色の矢印を選択(赤くなります)
    1. ドラッグするか
    2. 高さを入力します。

  3. 建物パネルに表示されるルールスタイルから任意のファサードを選択することもできます。
    ファサードスタイルも指定できる

次回はいよいよRevitのデータを取り込みます。

2022年6月25日土曜日

Civil3D+InfraWorks+Revit+国土地理院(1/4)

RevitのデータをInfraWorksで表示して共有

Revitユーザーならば、AECコレクションを契約されている方も多いのではないかと思います。今回はAECコレクションの中に含まれる、

  • Civil3D
  • InfraWorks
  • Navisworks Manage
を使って、「RevitのデータをInfraworksで表示して共有する」という手順をご紹介します。これを機会にインフラワークスに興味を持っていただけると幸いです。
InfraWorks上にRevitモデルを配置する

基盤地図情報から地形データを取得する

まずは地形情報を神サービス国土地理院の基盤地図情報ダウンロードサービスから取得(ユーザー登録すれば無料)し、Civil3Dに読み込んで地形情報を作成します。

  1. 画面中央の「数値標高モデル」のファイル選択へをクリック

  2. 説明では長崎市を対象にしてみますが、どこでも構いません。
    1. 長崎市あたりをマウスホイールを使って拡大します。
    2. 492916、492917、492906、492907を選択

    3. ダウンロードファイル確認へをクリック
    4. すべてチェックして「まとめてダウンロード」
    5. ダウンロードフォルダに「PaclDLMap.zip」がダウンロードされるので解凍する。
    6. 次の図のようなZIPファイルが解凍されます。これ以上解凍する必要はありません。
      ここまで解凍する


    7. これらのファイルを適切なフォルダに移動しておきます。

標高ファイル(XYZ)を作成する

このZIPデータから、Civil3Dを使用して、地形のtifデータを作ります。そのためには国土地理院が無料で配布している神ビューアソフト基盤地図情報ビューアが必要です。ダウンロード・解凍するだけでインストールの必要はありません。
  1. 基盤地図情報ビューア(FGDV.exe)を起動。
  2. ファイル>新規プロジェクト作成
    1. プロジェクトのタイトルを設定
    2. 追加ボタンをおして、ダウンロードした数値標高モデルデータ(*.zip)を選択
    3. 保存先フォルダを設定
    4. OK

  3. 読み込んだら次のように表示されます。
    地形データが読み込めた

  4. エクスポート>標高メッシュをシェープファイルへ出力
    1. 出力先ファイルのフォルダのアイコンをクリック。
    2. ファイルの種類をテキスト形式IDXYZ(*.xyz)を選択し、適切なファイル名を設定する。
    3. OK
      xyz形式で保存する

  5. ファイル>アプリケーションの終了

Civil3Dでtiffファイルを作成

  1. Civil3Dを起動し新規作成ボタンをクリック
    Civil3D

  2. プロファイルを「計画と解析」に切り替える。

  3. 作成タブ>3Dサーフェス>点から作成
    1. 元のオブジェクトのをクリック
    2. ファイルを選択
    3. 出力したxyzファイルを指定して開く
    4. フォーマットの形式を「PNEZ(カンマ区切り)」を選択
    5. 座標系は「JGD2011-01」を選択。長崎は1系です。詳細はこちらをご覧ください。
    6. 書き出し先の出力ファイル(tif)を設定(実はこのファイルが重要)
    7. OK
      重要なのは書き出されるtifファイル

  4. OK
    1. かなり大きな範囲を指定したので少し時間がかかります。
    2. xyzファイルを出力するときに範囲を指定しておくとより早く設定できます。
  5. 実は必要なのは書き出し先に指定したtifファイルです。このプロジェクト自体は特に必要ないので、保存しないで終了します。

Infraworksに地形を取り込む

  1. Infraworksを起動
  2. 新規作成をクリック
    1. 名前を設定
    2. ローカルで作業をクリックして適切なフォルダを指定
    3. 座標系は「JGD2011-01」
    4. OK

  3. 管理タブ>コンテンツパネル>データソース
  4. データソースパネルでファイルデータソースを追加▼>Raster

  5. Civil3Dで出力したtifファイルを選択。
  6. データソースパネルに表示されたラスターファイル(未設定と表示されている)をダブルクリック(または右クリック>設定)
    1. タイプを地形
    2. 地理的位置タブで座標系をJGD2011-01を選択

    3. 閉じて再表示をクリック
  7. 地形が表示されます。
    地形が表示されました

今回は基盤地図情報のデータをCivil3D経由でtif化してInfraworksに取り込む手順を説明しました。このままでは地理的位置がよくわからないので、次回はこの地盤に航空写真を張り込む手順を説明します。

2017年10月21日土曜日

国土地理院・再び~道路データの前処理

道路や川のデータの前処理

基盤地図から取得した道路や川の外形線のデータは、区画を挟んでも基本的には端点同士がつながっているので、Revitの地形にサブ領域を作るのは比較的容易です。しかし、サブ領域は重なることができないので、川と道路が重なる部分はAutoCADで前処理しておいたほうがサブ領域を作りやすくなります。

前処理のポイント

川が道路に重ならないようにする

サブ領域は交差することができないので、水崖線と道路が交差しているところは、重ならないように線を処理しておく。
道路線(白)と水崖線(青)が重ならないようにする

ポリラインで閉じた領域にしておく

サブ領域を作成するには「閉じた線」が必要です。AutoCADでPEDITコマンドで閉じたポリラインにしておけば確実です。
道路、水崖線を閉じたポリラインにしておく

取り込んでサブ領域にする


  1. REVITで、前回地形を作成したプロジェクトを開き、平面ビューを表示
  2. 挿入>読み込みパネル>CADを読み込む
  3. 現在のビューのみを「」、配置を「自動 - 基準点合わせ」レイヤ/レベルで「指定...」を選択してOK
  4. 必要なレイヤ(例えば「水崖線」)を選択してOK
    必要なレイヤを選択
  5. 読み込んだCADデータを選択しオプションバーで「前景」を選択
  6. 読み込みインスタンスパネル>展開▼>完全に展開
  7. 全てを選択し、フィルタで線分(水崖線)のみ選択し、クリップボードに切り取る。
    線分のみを選択
  8. マス&外構タブ>外構を変更>サブ領域
  9. クリップボードパネル>貼り付け▼>現在のビューに位置合わせ
これでサブ領域のスケッチラインとして、CADデータを利用することができます。
CADデータをスケッチラインとして貼り付ける
線分の数が非常に多いので、貼り付けが終了するまでにはある程度の時間がかかりますが、CADデータの線をなぞる手間を考えると、こちらのほうが効率的です。

以上の手順を道路にも適用してサブ領域を作成し、適切なマテリアルを設定すれば、地盤面に道路や、川を作成することができます。
道路と川をサブ領域で作成
また、「建築物の外周線」を取り込めば、高さはわかりませんが、大体の建物の様子をモデリングすることも可能ですね。





2017年10月14日土曜日

国土地理院再び~地形との合体

地形と道路・川の合成

基盤地図情報を使って、地形・道路・河川を合体してみます。
上高地・河童橋周辺をRevitで作ってみました
手順は
  1. 基盤地図ビューアで標高データと道路河川のデータを取得
  2. 標高の座標データ(.xyz)ファイルを作成
  3. 道路と河川のSXFファイルを作成しDWGに変換
  4. DWGと座標データを移動する。
  5. (2)を使って地形を作成
  6. (3)を使ってサブ領域を作成
  7. (5)にマテリアルを割り当てる

です。長いので前半と後半の二回に分けて説明します。

1. 標高データと道路河川建物データの取得

まず、基盤地図情報サイトへアクセスし、必要な情報を集めます。「数値標高モデル」をクリックし、地形を作成したい場所へ移動します。
あまり詳細なデータは必要ないので、検索条件で「10mメッシュ」「10B地形図の等高線」を選択します。
DEMタブで10mメッシュ>10Bを選択
「基本項目」タブをクリックし、検索条件指定で水崖線、建築物の外周線、道路縁を選択し、同じ区画を選択します。
必要な区画の数字をクリックして選択>ダウンロードファイル確認へ
「ダウンロードファイル確認へ」>「すべてチェック」>「まとめてダウンロード」で必要に応じてログインしてファイルをダウンロードする。
全てチェック>まとめてダウンロードでPackDLMap.zipを落とす

2. 標高座標データと道路・河川のベクトルデータ取得

基盤地図ビューアを起動し、ファイル>新規プロジェクト作成で、ダウンロードしたPackDLMap.ZIPファイルを指定して新しくプロジェクトを作成します。
すでに読み込むファイルに何かある場合は解除ボタンで解除し、
追加でダウンロードしたZIPファイルを指定する
OKで読み込み、必要な部分を拡大します。
目的の個所を拡大
エクスポート>矩形領域選択 で必要な部分を囲む。
エクスポート>矩形領域選択
エクスポート>標高メッシュをシェープファイルに出力 で出力先ファイルを指定するときに、ファイル形式を「」テキスト形式IDXYZ(*.xyz)」を選択してOKし、XYZ形式のファイルを作成。
XYZ形式のファイルを作成

3. 道路・河川・建物のDWGデータの取得

エクスポート>エクスポート で変換種別をSXF(SFC)ファイルとし、必要な項目にチェックを入れてSXFファイルを作成する。
変換種別SXF、水崖線、建物の外周線、道路縁に✔
設定された領域の要素のみを選択しフォルダを指定してOK
作成したSXFファイルをAutodeskCALSToolsで開き、前回のやり方でDWGファイルに変換する。

4.XYZとDWGの座標を移動する。

Revitで作成できるモデルのサイズは決まっています。あまり大きいとデータを読み込んだ際にRevitは中心付近(0,0,0)にデータを移動しようとします。そこで、あらかじめ、xyzファイルとdwgファイルの位置を移動しておきます。まず3.でSXFファイルから変換したDWGファイルをAutoCADで開きます。
AutoCADで開く
IDコマンドで画面の真ん中あたりをクリックして座標をチェックします。
中心付近の座標をIDコマンドで調べる。
この座標の情報をもとに、全体を移動して中心付近に移動します。この図の例でいれば
X = -77676251.0210     Y = 27940232.8157なので、切りのいいところで

X = 78,000,000 mm
Y = -28,000,000 mm

だけ移動して中心付近に移動します。

次に、座標データ(*.xyz)をエクセルで開きます。開き方はこちらを参考にして次の手順を実行してください。

  1. A列を削除
  2. A列とB列を入れ替え
  3. 1行目に空の行を挿入
  4. D1にXの移動値(-78000)、E1にYの移動値(28000)を入力
  5. D2に「=A2-$D$1」、E2に「=B2-$E$1」とし、D、E列の残りのセルにコピーして計算する。
  6. D2::E(最終行)を選択し、右クリック>コピー
  7. A2を選択し、値を貼り付ける。
    値を貼り付ける
  8. D、E列を削除
  9. D1に「=MIN(C2:C最終行番号)」を入力し、Zの値の最小値を探す。
  10. D2に「=C2-$D$1」とし、D列の残りのセルに値をコピー。
  11. D2:D最終行番号をコピーして、C2以下に値を貼り付ける。
  12. D列と1行目を削除
  13. 名前を付けて保存でCSVファイルとして保存する。
    整理された座標データ

5. Revitに読み込む

どんなテンプレートで開始してもいいのですが、ここでは建設テンプレートを使ってプロジェクトを開始したとして手順を説明をします。

  1. 平面図>外構
  2. マス&外構タブ>外構を作成パネル>地盤面
  3. ツールパネル>読み込みから作成▼>点ファイルを指定 で作成したCSVファイルを指定。
  4. メートルを指定してOK
  5. 地盤面パネル>✔
  6. 全体を表示
出来上がった地形

次回は、DWGを読み込んで、サブ領域で道路や川を作ります。

2017年10月7日土曜日

国土地理院再び~道路や建物

基盤地図情報の活用

ずっと以前ですが、国土地理院の基盤地図情報の活用方法として、地形の作成方法をご紹介しました。こんどは

  • 建物の外形線
  • 道路
  • 川や池
  • 海岸線
などの一般的な地図情報をベクトルデータ(DWG/DXF)で取り出す方法をご紹介します。敷地の周辺の情報が詳細にはわかっていないときなどに使えると思います。

基盤地図情報ビューアを取得する

国土地理院の基盤地図情報のWebページにアクセスし「基盤地図情報のダウンロード」バナーをクリックします。
基盤地図情報のWebページ
会員登録が必要ですが、無料なのでぜひ登録しましょう。こんな有意義な情報が無料とは本当に驚きです。登録できたらログインして、基盤地図ビューアをダウンロードします。ダウンロードの項目の下部にリンクがあります。
「符号化規則、ファイル仕様書、表示ソフトウェア等」をクリック
表示ソフトの項目の「基盤地図情報ビューア」をクリックしてダウンロードします。
基盤地図情報ビューアをダウンロード
ダウンロードしたらZIPファイルを解凍して、任意の位置に移動しておきます。そして、フォルダの中のInstall.exeを起動すればインストールできますが、FGDV.exeをダブルクリックしても起動できるので、特にインストールは必要ありません。
基盤地図情報ビューア

基盤地図情報の取得

上部のバナーの左端の「ダウンロード」をクリックして、ダウンロードサービスのページへ戻ります。
ダウンロードサイトへ移り、左の「基本項目」のバナーをクリックします。
基本項目をクリック
日本地図の白地図が表示されるので必要な部分を選択します。このとき、画面左下のアイコンをクリックして、表示状態を変更することができます。
地図の表示状態を変更する
たとえば、下の図は[標準地図]を選択した状態です。
標準地図
左側のペインで「全項目▼」をクリックして、必要な情報だけを取得することもできます。しかしここでは全項目のままとして話を進めます。
必要項目だけをダウンロードすることも可能
区画にある数字をクリックして、左の選択リストペインに数字があることを確認し、「ダウンロードファイル確認へ」をクリック。
数字をクリックしてリストに追加
FG-GMLで始まる項目の[ダウンロード]ボタンをおして、情報をダウンロードします。
ダウンロード!

基盤地図情報ビューアで見る

ダウンロードしたファイルはZIPファイルですが、解凍する必要はありません。ZIPのまま基盤地図情報ビューアで見ることができます。

データの読み込み

  1. 基盤地図情報ビューア(FDGV.exe)を起動します。
  2. ファイル>新規プロジェクト作成
  3. プロジェクトのタイトルと、保存先フォルダを指定します。
  4. 追加ボタンをおして、ダウンロードしたZIPファイルを指定します。
    ファイル>新規プロジェクトを作成
  5. OK

必要範囲から情報を取り出す(1)

  1. エクスポート>DM図郭領域選択
  2. 画面上にさらに細かい格子が表示されるので、区画を選択する。複数でも良い。失敗したらエクスポート>DM選択領域クリアーでやり直す。
    DM図郭領域選択
  3. エクスポート>エクスポート

SXFかSHPか?

DWG/DXFファイルを直接作ることはできないので、SXFファイル(まだあったのね!)またはSHP(シェープファイル・土木や地図の世界では大変メジャーなファイル形式)にしてからDWG/DXFに変換しまます。
  • SXF → Autodesk CALS TOOLS → DWG
  • SHP → コンバータソフト → DXF
という経路を取ります。コンバータソフトは例えばShapeToDXFなどが無料で使えます。

Autodesk CALS Toolsのインストール

Autodesk CALS TOOLSは、サブスクリプションユーザーであれば、エクスチェンジストアでダウンロードできます。
エクスチェンジストアからCALS TOOLSをインストールする
インストールするとき、現在使用しているRevitのシリアルナンバーとプロダクトキーを入力しなければなりません。確認の仕方は

  • ver2016 : 画面右上の「?▼」からバージョン情報>製品ライセンス情報
  • ver2017 : 画面右上の「?▼」からバージョン情報>ライセンスを管理
  • ver2018 : スタート>Autodesk>オートデスクデスクトップアプリ

となっています。CALS TOOLSは

にあります。2017と2018は起動時にAutoCADが必要なので、ここでは単独で動かすことができる2016を使って説明します。

必要範囲から情報を取り出す(2)

基盤地図情報ビューアのエクスポート>エクスポートの続きです。
  1. 変換種別をSXFとし、出力先フォルダを指定し、変換したい情報にチェックを入れます。
    SXFファイルを作る
  2. OKしてファイルを出力します。DM区画ごとにsfcファイルが作成されます。

CALS Toolsで読み込んでDWGに変換


  1. Autodesk CALS Toolsを起動
  2. 出来上がったsfcファイルを指定して開く
  3. CAD製図基準テンプレート指定ダイアログボックスで[スキップ]を選択
    テンプレート指定はスキップ
  4. 出力タブ>ファイルパネル>外部ファイル保存
    外部ファイル保存
  5. ファイルの種類をDWGに指定して保存

Revitで地図DWGを読み込む時の注意

最後にRevitに読み込むのですが、Revitでのモデル作成サイズは33km四方に限られています。地図のような長大距離を扱うデータだと、範囲をはみ出してしまう可能性があります。こうした場合、Revitは自動的に読み込んだ情報を原点に移動しますが、これだとどれだけ離れているかがわかりません。
いったんAutoCADで読み込んで、XY一定の距離を移動して原点に近づけておきましょう。そのときXYそれぞれ何km移動したかをメモしておいてください。
RevitにDWGを取り込んだところ。

次回は、この情報にさらに地形データ(DEM)も読み込んで、ちょっと広い範囲の地形と道路、川、周辺建物を作成してみましょう。