2026年11月8日日曜日

Autodesk Assistant ~ 実践編

※本記事はRevit 2027.3環境で検証しています

プロジェクトに変更を加えてみよう

できること、できないことをAAに質問したとき、プロパティの変更はできるとかいとうがありました。そこで今回はプロパティの変更をいろいろとお願いしてみます。

命名規則のチェック

今回はプロジェクトデータに対して変更を加えるプロンプトをご紹介します。Revit 2027.3でプロジェクトを起動すると

シート命名の一貫性をチェックして

という例文がありますのでこれをクリックしてみましょう。するとかなり詳細な調査結果を示してくれます。

詳細な調査結果が示される

そこで

区切り文字を"_"で統一してください

とお願いすると、その方針をまず示してくれます。

変更内容をプレビュー
そして、AAが「よろしいですか」ときいているところに

はい

と入力すると、実際にシートの名前を変更してくれます。

実際にシート名が変更された

シート番号のリナンバー

シート名が変更できるなら、シート番号だって変更できるはずです。

現在のシート番号の並び順を維持して、シート番号をA001からリナンバーしてください

するとこれまたプレビューが表示されます。
プレビュー。コピーボタンをおしてExcelに貼り付けるとチェックしやすい
この変更を実施してよろしいですか?に対して

はい

と答えると、シート番号を振りなおしてくれます。重複しないように考えながらリナンバーするのでちょっと時間がかかりますが、きちんとこなしてくれます。
シート番号も変更可能

なかなかすごいですね。

パラメータの値の一貫性のチェックと修正

今度はファミリのパラメータの値をチェックしてみましょう。例えばこんなプロンプトはどうでしょう。

ドアのタイプパラメータ"開勝手"の値の一貫性をチェックしてください。

すると、こんな情報を返してきます。


プロンプトに明示していませんが、

2タイプ(SD107・SD111) の「開勝手」パラメータ値が 親子開き大枠 となっており、他の親子開きタイプの値 親子開き と不一致です

と調査結果を教えてくれます。この修正ももちろんやってくれます。

重複したタイプのチェック

実務の中で、ドアや窓のタイプで全く同じ内容で複数作成してしまった、ということがあります。そこで

プロジェクト内のドアタイプで、同一ファミリ内のタイプで、タイプパラメータ"建具_番号"の値を除いて、すべてのタイプパラメータの内容が同じであるタイプを探してください。

そうすると次のような調査結果が表示されます。

調査結果の表示
いやこれはすごいです。このような面倒な作業もしっかりこなしてくれます。

部屋面積とエリア面積

エリアで求めた面積を部屋のパラメータへコピーしてもらいましょう。部屋カテゴリに「エリア面積」という、面積のパラメータをプロジェクトパラメータに追加して、小数点以下第3位を切り捨て、第3位までの値を書き込んでもらいましょう。

必要な情報は

  • 対象のエリアスキーム
  • 突合せの方法
  • 換算と丸めの方法
  • 内部値が平方フィートなので、表示が平方めーとりになるように換算して書き込むこと
  • 番号が一致しない要素の扱い
です。エリアスキーム「各室面積」を作成して、各室の面積をもとめて、部屋とエリアの"番号"パラメータを一致させておきます。
エリアプラン


プロンプトはこんな感じでOKです。

エリアスキーム「各室面積」のエリアの「面積」を、同じ「番号」を持つ部屋の「エリア面積」に書き込んでください。m²換算で小数点以下第3位を切り捨て、表示が第2位までのm²値になるようにしてください。対応する部屋がないエリアは、書き込まずに一覧で教えてください。

するとエリアで計測した値を

エリアの面積は23.665㎡

部屋の「エリア面積」パラメータに小数点以下第三位を切り捨てた値を格納してくれます。

部屋の「エリア面積」は23.66㎡

会話が大事

Autodesk AssistantもChat-GPTやCoPilotと同じくAIです。ほかのAI同様に「こんなことできないかな?」という時はまず相談すればいいのです。そうすると「こんな風に依頼して!」という返答が返ってきますから、まずはざっくばらんに話しかけてみましょう。