ラベル リンク の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル リンク の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年11月9日日曜日

青いレベル

青=リンク

ずいぶんと基本的なお話で恐縮なのですが、レベルの中には黒と青があることにお気づきですか?

青いレベル記号
レベルの中には黒いレベルも存在します。
黒いレベル記号
印刷するとどちらも黒で印刷されるのであまり気にしたことがないかもしれません。この青は

関連する平面ビューへのリンク

なのです。そのレベルに関連する平面ビューが存在すれば、レベルの先端を右クリックすると「平面図に移動」が選択できます。

平面図に移動

また、レベル記号をダブルクリックしても関連する平面ビューに移動できます。

ここをダブルクリックしてもOK

立面・断面・吹き出しもリンク

このような「青いリンク」は断面記号にも存在します。断面線の先端のマーカーも青色で表示されています。

断面線のマーカーも青=リンク

青い記号をダブルクリックすると、該当する断面ビューに移動します。

吹き出しの記号も青色で表示され、ダブルクリックで該当するビューに移動できます。

吹き出し記号も青=リンク

立面マーカは例外的で、ポインタは青くはなりませんが、ダブルクリックすると当該立面ビューに移動できます。

立面マーカーは青くならないがリンクはある

PDFでもリンク可能

PDFに印刷してもこれらのリンクは有効です。印刷後のPDFでは各種リンクの記号をマウスオーバーすると指のマークがでてきてシングルクリックで該当するビューに移動できます。

ただしRevitのPDF書き出し機能、またはAdbeのPDFプリントドライバを使用する必要があります。例えば、Microsft Print to PDFなどではリンクはサポートされていません。

PDF書き出しオプションや出力設定オプションのの「リンクを青で表示(カラー印刷のみ)」のリンクとは、これらの「青い記号」のリンクのことを指しています。

英語版は「View links in blue」でわかりやすい


2024年5月19日日曜日

共有座標保存

リンクを管理ダイアログボックス

リンクを管理ダイアログボックスには「共有座標保存」という列があります。今回はこの列の意味について。。。

共有座標保存

英語版だとこの列はPositions Not Savedであり、位置未保存という意味になり、座標公開や、座標取得でリンクファイル間で座標(真北と測量点)を共有している場合に、相互の位置関係を修正して、その関係をまだ保存していない場合に✔がはいるようになっています。いわば警告のような意味なのですがちょっと分かりにくいですね。
具体的に見てみましょう。

座標を公開すると✔

例えば、次のような敷地のプロジェクトを作成し、真北と測量点をBMなどの位置に設定します。

測量点と真北を設定

そこに建物のプロジェクトをリンクし、位置を決定します。

リンクして位置を決定
この時点では、リンクを管理ダイアログボックスは次のようになっており、共有座標保存には✔は入っていません。座標を共有していないので当然といえば当然です。
共有座標保存に✔は入っていない

ここで、管理タブ>プロジェクトの位置パネル>座標▼>座標公開 で、建物のプロジェクトの外構を指定して、敷地プロジェクトの座標を公開します。つまり、建物プロジェクトの指定した外構の真北と測量点を一致させます。これが座標の共有です。

敷地の座標を建物に公開(パブリッシュ)する
この時点で、リンクを管理ダイアログボックスを開くと、共有座標保存に✔が入ります。

共有座標保存に✔が入る
このチェックボックスは、リンクされたプロジェクト(ここでは建物のプロジェクト)が、ホスト(ここでは敷地)のプロジェクトと座標系を共有していて、まだ位置関係が保存されていないことを示しています。

建物の位置を移動すると・・・

では、座標公開後に建物の位置を移動してみます。
建物の位置を座標公開後に移動

このまま保存ボタンを押すと次のようなダイアログボックスが表示されます。
保存ボタンで表示される
これらの意味は
保存:移動後の位置を共有座標としてキープする。
保存しない:最初に座標公開した位置をキープする。
共有位置を無効:座標を共有すること自体をやめる。位置は現状のまま。

一般的には(Revitのダイアログは総じてそうなのですが)一番上の保存を選択し、移動後の建物位置を共有座標として保存します。

この働きは保存ボタン以外にも、リンクを管理ダイアログボックスでも同じ機能があります。リンク名列でプロジェクトを選択すると、ダイアログボックス左下の「位置を保存」ボタンが有効になります。
位置を保存ボタンが有効化される
このボタンを押しても、上記の「位置が変更されました」ダイアログボックスが表示されます。

建物プロジェクトを開くと・・・

いったん敷地プロジェクトを保存して閉じ、建物プロジェクトを開きます。そして、挿入タブ>リンクパネル>Revitリンク をクリックし、敷地のプロジェクトをリンクします。このとき、配置を「自動 - 共有座標を指定」を選択します。
配置に「自動 - 共有座標を指定」
座標系(真北と測量点)が敷地と共有されているので、同じ位置に敷地が設置されます。
敷地が同じ位置に配置される
このとき、リンクを管理ダイアログボックスを見てみると共有座標を保存には✔が入っていません。位置関係は保存済みで問題がないことを示しています。
共有座標を保存には✔が入っていない
ここで、敷地を移動します。
敷地を移動すると警告が表示される
座標を共有しているため、移動後の位置関係を保存するかどうかを尋ねるダイアログボックスが表示されます。今すぐ保存を選択すると、建物と敷地の位置関係が保存されます。OKを押して、いったん保留しても、リンクを管理ダイアログボックスを開くと・・・
位置を保存ボタンが有効に!

共有座標保存に✔が入って、まだ位置関係が保存されていないことがわかります。そこで、リンクファイルを選択すると位置を保存ボタンが有効になり位置関係を保存します。

座標を共有すると、リンク元、リンク先いずれを開いても、相互の関係性を修正して保存することができるようになります。
共有座標保存の列は、「このファイルとは座標を共有していますが位置関係がまだほぞんされていませんよ」という警告の意味なのです。正しい列名は共有座標未保存なのかもしれませんね。

2021年3月28日日曜日

リンクの表示

リンクのビュー範囲

リンクは便利な機能ですが、ホストのビュー範囲と異なるリンクビュー範囲を表示するにはどうすればいいでしょうか?例えば配管設備図を作成する場合は、意匠設計の平面図を下敷きとして、設備図はビュー範囲をFL-1500~FL+1500としたい、という場合です。

ホストとリンクで異なるビュー範囲を表示するには?

リンクのカスタム

こんな時役に立つのはリンクの表示/ビューグラフィックスの[カスタム]の機能です。

カスタム
この機能を理解すれば、リンクモデルの表示を上手にコントロールすることができます。この機能に関するTipsを紹介する動画をAKNYouTubeで公開していますので、ぜひご覧ください。



2018年12月2日日曜日

リンク(2)~グループとの互換性

リンクとグループの互換性

リンクとグループは互換性があります。グループは「手動更新リンク」とも言えます。具体的に見てみましょう。

リンクをグループに変換する

下の図のようなプロジェクト(ProjectA.rvt)を作成し、
リンクされるプロジェクト
もう一つプロジェクト(ProjectB.rvt)を作成しリンクします。リンクのタイプパラメータで[部屋境界]にチェックが入れて、リンクインスタンスの壁を部屋の境界として認識させます。
リンクした状態
リンクインスタンスを選択し、[修正|RVTリンク]タブ>[リンク]パネル>[リンクをバインド]でリンクインスタンスをバンドしてグループにします。
リンクをバインド
警告が表示されるので、[リンクを削除]を選択します。
リンクを削除
これでリンクがグループに変換されます。グループに変換されたため、リンクでは包絡されなかった壁が包絡されていることに注目してください。作成できなかった部屋タグも作成できるようになります。
グループに変換後は壁の包絡、部屋タグの作成などふつうに扱える

グループを更新する

グループは外部のファイルで更新することができます。リンクインスタンスのもとになったファイルを開いて、次のように変更して保存します。
元のファイル(ProjectA.rvt)を開いて変更する
ProjectB.rvtでプロジェクトブラウザで一番下にある[グループ]>[モデル]>[ProjectA]>[再ロード]を選択し、変更後のProjectAを選択します。
対象のグループを選択して再ロード
部屋タグを追加して、更新完了です。
グループを更新
グループは手動更新のリンクですので、リンクではなくグループで運用する、という選択肢も場合によっては考えてもよいと思います。

2018年11月25日日曜日

リンク(1)

リンクの扱い基礎

プロジェクトの一部をリンクファイルで作成する場合のリンクの取り扱いにつついておさらいしておきます。

プロパティを集計表に表示する

リンクインスタンスに含まれる建具などのプロパティを集計表に表示したい場合、集計表の[フィールド]タブの「リンクにある要素を含める」にチェックを入れます。
リンクにある要素を含めるに✔
こうすることで、ホストプロジェクトと同じようにパラメータを扱うことができます。たとえばドアのカテゴリであれば、使用可能なフィールドに「部屋から」「部屋へ」を選択できます。
リンクインスタンスの部屋も取得可能
そして、リンクインスタンスにある部屋の情報を取得することができます。
ホストと同様にプロパティを取得できます。
この「リンクにある要素を含める」の機能は、「カラースキーム」にもあります。
[建築]タブ>[部屋/エリア▼]>[カラースキーム]
カラースキームも「リンクにある要素を含める」に✔
このダイアログにある「リンクにある要素を含める」びチェックを入れると、リンクインスタンスにある部屋のプロパティを利用した色塗りが可能です。
リンクにある部屋をカラースキームで色塗り

リンクインスタンスに名前を付けよう

リンクインスタンスの見栄えはまずホストのオブジェクトスタイルに従って表示され、次に各ビューの表示・グラフィックスの設定に従います。リンクを作成したのち、平面図ビューなどで[表示]>[表示/グラフィックス]をクリックし、[リンク]タブを選択すると下の図のようになります。
ここになぜ[1]という名前の行があるかというと、これはリンクインスタンスの名前なのです。平面図などでリンクインスタンスを選択してみると名前のプロパティが「1」になっています。
リンクインスタンスに名前を付けよう!
これを適切な名前に変更することをお勧めします。
リンクインスタンスに名前を付けよう!
リンクインスタンスはコピーできるので、同じプロジェクトで複数リンクインスタンスを作成した場合はそれぞれに名前を付けて、表示をコントロールできます。
複数のリンクインスタンスをそれぞれ表示コントロール可能

インスタンスごとに集計

さらにこのインスタンスの名前は集計表にもプロパティとして表示できます。
集計表の[フィールド]タブで[RVTリンク]を選択すると、[使用可能なフィールドを選択]に「RVTリンク:名前」が現れます。これが先ほど指定したリンクインスタンスの名前です。
リンクインスタンスの名前を追加する
これで、どのドアがどのリンクインスタンスに含まれているかを表示することができます。
リンクインスタンスの名前も集計表のフィールドとなる