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2019年8月18日日曜日

MEPことはじめ 衛生(2)

配管を伸ばしてつなぐ

前回に引き続き配管の接続方法を学習しましょう。排水管は勾配がついているのでこの配管に接続するのは難しそうに思いますが、これはRevitがうまく処理してくれます。

練習ファイル(v2019)

A360 Drive
Google Drive

MEP隠線

  1. 練習ファイルをダウンロードして開きます。
  2. 平面図-平面図 2階 衛生が開いていることを確認する。
    • 給水管(青)が排水管(緑)を部分的に隠しています。
    • これはMEP隠線処理が行われているからです。
      MEP隠線処理
  3. [管理]タブ>[設定]パネル>[MEP設定▼]>[機械設定]
  4. 隠線処理を選択し、MEP隠線を作成のチェックを外してOK。
    隠線処理をいったん解除する
  5. すべての配管が表示されていることを確認する。
    隠線処理が解除された
排水管の延長
  1. 排水管の下側のエルボを選択
  2. 下側に表示された+をクリックして、T型エルボに変換する。
    +をクリック
  3. 変換されたT型のエルボを選択し、下側の接続口を[右クリック]>[配管を描画]
    配管を描画
  4. 上り勾配が1%であることを確認し、洗面所の下側でクリック→ESCで配管を作成する。
    配管を作成
  5. 洗濯パンの排水口(洗濯パン本体ではありません)を選択し、[修正|衛生器具]タブ>[レイアウト]パネル>[接続先]
    排水口を選んで接続先をクリック
  6. コネクタ1(アウト側)を選択してOK。この排水口のファミリには水が入ってくるコネクタ(洗濯機→排水口)と、水が出ていくコネクタ(排水口→排水管)があります。
    アウトを選択
  7. 配管を選択して接続する。
    接続
  8. 同様に、洗面台を選択し、接続先をクリック。
  9. コネクタ1の排水を選択してOK。
    排水コネクタを選択
  10. 排水管を選択して接続。
    排水管を作成
  11. ①の配管を選択してDeleteで削除
  12. T型エルボを選択し、下側の - をクリックしてL型のエルボに変換。
    - をクリック
  13. 完成
    完成

配管のモデリングは、様々なサポート機能があるので、比較的簡単に接続することができます。
3Dビューで確認する

2019年8月12日月曜日

MEPことはじめ 衛生(1)

配管設定

続いて配管を作成します。ダクト同様配管にも配管設定がありますので、これを標準添付のテンプレートからプロジェクト標準転送を行って設定します。

練習用ファイル

A360 Drive
Google Drive

配管設定の転送


  1. ダウンロードした練習ファイルを開きます。
  2. [ファイル]>[新規作成]>[プロジェクト]
  3. [参照]でPlumbing-DefaultJPNJPN.rteを選択して開く。
    プロジェクトの新規作成
  4. 練習ファイルをアクティブにする。
  5. [管理]タブ>[設定]パネル>[プロジェクト標準を転送]
  6. コピー元をプロジェクト1に指定し、配管○○をすべて✔してOK。
    プロジェクト標準を転送
  7. 下の図のような警告が表示されたら、上書きを選択。
    上書きをs

竪管の追加

上水道と汚水排水管の竪管を作成します。
  1. [設備]タブ>[給排水衛生設備および配管]パネル>[配管]
  2. タイプセレクタで配管タイプ:プラスチック - 水 を選択
  3. システムタイプを住宅用冷水を選択
  4. オプションバーで直径を20mm、中央のオフセットを-1000mmとして、PSの内部(下の図の赤丸あたり)をクリック。
    説明を追加
  5. オプションバーで中央のオフセットを3000mmとして、適用を2回クリック。
  6. 作成した住宅用冷水竪管を選択し、[修正|配管]タブ>[修正]パネル>[コピー]
  7. やや上部にコピーを作成。
    やや上方にコピーを作成
  8. コピーした竪管を選択して、プロパティウィンドゥで以下の操作をおこなう。
    • システムタイプを衛生に設定
    • 直径を100mmに設定
      プロパティウィンドゥでシステムタイプと直径を変更
  9. 3Dビュー>衛生を開く
  10. ビューコントロールバーで詳細度を詳細に変更し、配管を実サイズで表示する。
    配管は詳細モードの時だけ実サイズで表示される

上水道管の作成

  1. 大便器を選択し、表示された水道蛇口のアイコンをクリック。
    蛇口のアイコンをクリック
  2. 下の図のように3回クリックして竪管と接続する。

排水配管の作成

  1. 大便器を選択して、配管アイコンをクリック。
    配管アイコンをクリック
  2. オプションバーの中央のオフセットに-500と入力し適用をクリック。これで竪に500mm配管が作成されます。
    オプションバー
  3. 傾斜配管パネルで、下り勾配と1%を選択。
    下り勾配 1%
  4. 続けて下の図のようにクリックして配管を作成します。
    説明を追加
  5. 3Dビュー>衛生を開いて状況を確認する。
    配管が作成されました!
配管の作成で大事なことは、常に何の配管=なんのシステムタイプを作成するのかを意識することです。



2019年7月28日日曜日

MEPことはじめ 空調換気(3)

手動で接続する

前回はレイアウトを作成して、いわば自動でダクトを作成しました。今回はダクトを手動で作成してみます。練習用ファイルはここからダウンロードしてください。
A360 Drive
Google Document

手動でダクトを作成する

便所の排気ダクトを手動で作成してみましょう。

  1. 平面図 2階 機械を開く。
  2. 左側のベントキャップを選択し、マークをクリック。
    吹き出し口のマークをクリック
  3. タイプセレクタで丸型ダクト:T型を選択。
  4. 脱衣のあたりでクリックしてESCでいったん終了。
    脱衣でダクトを止める
  5. 便所の換気扇を選択して、マークをクリック。
    マークをクリック
  6. マウスを右に移動し、一致線が表示されたらクリック。
    一致線が表示されたらクリック。
  7. マウスを下に移動して、ベントキャップ側から引かれたダクトの端点をクリック。
    ベントキャップ側からのダクトの端点をクリック
  8. 3Dビュー>機械で作成されたダクトを確認する。
    ダクトが作成された
  9. システムブラウザを開いて、システムが作成されていることを確認する。

フレキシブルダクト

一般的なダクト以外にフレキシブルダクトを作成することができます。
  1. 浴室の換気扇を選択。
  2. 下側のコネクタを[右クリック]>[フレキシブルダクトを描画]
    右クリックしてフレキシブルダクトを描画
  3. 吸う点クリックし最後は既存のダクトの中心をクリック。
    数点クリックしてダクトへ接続
  4. 3Dビュー>機械で作成されたダクトを確認する。
  5. 接続部のT型エルボを選択。
    接続部を選択
  6. [タイプを編集]>[ロード]で[Metric Library]>[ダクト]>[継手]>[円形]>[T型]>[M_丸型 T 型 - ラテラル.rfa]を選択して開く。
  7. OKで継手を入れ替える。
    継手の入れ替え
  8. システムブラウザを確認する。
    システムが構築された
このように手動でもダクトを作成しても、つないだ途端にシステムが構築されます。

2019年7月14日日曜日

MEPことはじめ 空調換気(1)

MEPのセオリー

電気の初歩に引き続き、今回からは空調・換気です。Revitでは空調換気も電気と同じく「端末を置いてつなぐ」という作業になります。手順は

  1. 端末(空調・換気機械や制気口)をおく
  2. システムを組む
  3. ダクトを作成

のステップです。端末自体はファミリさえあれば問題ありませんのでモデリングそのものは、意匠構造に比較して容易ですので安心して取り組んでください。
説明を追加
練習ファイルはこちらからダウンロードして開いておいてください。バージョンは2019です。


MEP設定の転送

このチュートリアルの目的は、意匠設計者がMEPの基礎を学ぶことです。本来は設備用のプロジェクトを起こして、建築モデルをリンクするのですが、このチュートリアルでは建築モデルに直接MEPモデルを作成します。
まずはMEPモデルを作成するための各種の設定をする必要があります。機械テンプレートを使ってプロジェクトを作成して、プロジェクト標準を転送しMEP設定を行います。

  1. 練習ファイルを開いておきます。
  2. [ファイル]>[新規作成]>[プロジェクト]で機械テンプレートを選択してOK
    機械テンプレートでプロジェクトを新規作成
  3. 練習ファイルをアクティブにし、[管理]タブ>[設定]パネル>[プロジェクト標準を転送]
  4. コピー元にプロジェクト1(機械テンプレートで作成した新規プロジェクトファイル)を指定して、以下の設定を行う
    • [チェック解除]ですべてのチェックを外す
    • ダクトサイズ、ダクトタイプなどダクト○○すべてに✔を入れる。
    • フレキシブルダクトフレキシブル配管に✔。
    • 配管○○すべてに✔。
    • OK。
  5. 機械テンプレートで新規作成したプロジェクトを保存しないで閉じる。
これでとりあえずダクトと配管を作成する準備ができました。これらの設定をしたからと言ってファイルが重たくなったり、建築関連の設定がおかしくなったりすることはありませんから安心して転送してください。

基本的な設定はこれでOKです。詳細な内容はダクトを作成しながら順次説明します。

機械ビューの準備

制気口や換気扇を配置するための平面ビューを作成します。

  1. [平面図 2階]を右クリックして複製。
  2. 名前を平面図 2階 機械とする。
  3. ビューのプロパティで以下の設定をする。
    • [専門分野]を機械
    • [ビュー範囲]で[上]の設定を上のレベル、[オフセット]を0とする。
      上を上のレベル、オフセットを0にする
  4. [表示]タブ>[グラフィックス]パネル>[表示/グラフィックス]で以下の操作をする。
    • フィルタリストで[電気]のみを選択。
    • スペース、一般モデル、線分、詳細項目を除いてすべてチェックを外す。
      電気の設定
    • フィルタリストで[機械][配管]のみを選択。
    • エリア、パーツ、マス、ラスターイメージ、部屋をのぞいてすべてに✔。
      機械と配管
    • OK
  5. 平面図 2階 電気 を表示し、スペースタグをすべて選択してクリップボードにコピーする。
  6. 平面図 2階 機械 を表示し、[修正]タブ>[クリップボード]パネル>[貼り付け▼]>[現在のビューに位置合わせ]
    平面図 2階 機械
  7. [表示]タブ>[作成]パネル>[3Dビュー]
  8. 作成された{3D}の名前を変更して機械とし、[専門分野]を機械とする。
  9. レベルを選択して右クリックし[ビューで非表示]>[カテゴリ]
専門分野を機械
専門分野を機械にしても電気関連ファミリが非表示になるわけではありませんが、こうすることで優先的に機械関連カテゴリの要素を選択することができるようになります。
ビューの設定はこれで完了です。ビュー範囲の上を上のレベル±0にしたのは、切断面より上にあるダクトなどの機械関連のファミリを平面図に表示するためです。
建築関連では断面~上の範囲にあるもので平面図に表示されるのは
  • 一般モデル
  • 造作工事(収納設備)
の3種類でしたが、MEP関連のカテゴリはほとんどが下~上の範囲に入っていれば平面図に表示されます。

さて準備ができたところで、次回からは実際のモデリングに入っていきましょう。

2019年7月7日日曜日

MEPことはじめ 電気(5)

パネル集計表

前回作成した照明の回路を分電盤に接続して、パネルの集計表を作成しましょう。分電盤に限っては特殊な集計表が準備されています。
練習ファイルをここからダウンロードしてください。
A360 Drive
Google Drive

照明回路を分電盤に接続


  1. 平面図 2階 電気を開く
  2. [F9]を押してシステムブラウザを開く。
  3. [未設定]>[電気]>[電力]を展開し、すべての照明を選択。
  4. [修正|照明器具]パネル>[システムを作成]パネル>[電力]
    システムブラウザで照明を選択して、リボンの[電力]をクリック
  5. システムブラウザでL-1の[回路5]を選択して、回路を確認する。
    回路5を選択すると、平面図に回路が表示される

回路番号の修正

システムブラウザに1,2,3,4,5という番号がついていますが、これは回路の番号です。回路番号は接続先の配電盤ごとにつなげた順番に番号がつきます。番号の付け方は分電盤ごとに決定できます。

盤の名前を回路番号に接頭するには

回路番号に分電盤の名前(この場合は「L-1」)を接頭辞として追加することができます。
  1. L-1の分電盤を選択
  2. インスタンスプロパティ「回路名称」でパネル名を選択して[適用]
    回路番号にパネル名「L-1」が接頭された
  3. 回路の[接頭表記セパレータ]に-を設定して[適用]
    回路番号が パネル名-番号 となる

任意の文字を回路番号に接頭するには

  1. [回路名称]を接頭表記済みに、[回路の接頭表記セパレータ]を-に、[回路の接頭表記]をL1にして適用
    任意の接頭辞
  2. [回路名称]を標準にして適用

回路番号の変更

接頭表記はある程度自由になることがわかりましたが、回路番号自体はどのように変更するのでしょうか?回路のインスタンスプロパティでは回路番号がグレーになっており、直接編集することができません。
回路番号は変更できない?
回路番号を変更するためにはパネル集計表を作成します。パネル集計表はパネルに特化した集計表です。
  1. [解析]タブ>[レポート及び集計表]パネル>[パネル集計表]
  2. パネル集計表を作成でL-1にチェックを入れてOK。
    パネル集計表
  3. パネル集計表が表示されます。
    パネル集計表
  4. 任意の回路番号を選択し、[パネル集計表を修正]タブ>[回路]パネル>[上へ移動]または[下へ移動]で回路行を上下に移動し、回路番号が変更されることを確認する。
    回路番号を変更

パネル集計表の編集

パネル集計表はパネルL-1にどのような負荷がかかっているのかを一覧で表示します。
パネル集計表にはテンプレートがあり、これを修正することで表示する内容を変更することができます。
  1. [管理]タブ>[設定]パネル>[パネル集計表テンプレート▼]>[テンプレートを編集]
  2. テンプレートタイプを配電盤を選択しOK
    配電盤?を選択

    (英語版では「SwitchBoard」になっているのでおそらく誤訳で正しくは「分電盤」、また「柱一本」はOne Columnなので「1列」の誤訳です)
    こちらが英語版 柱1本 の正体は・・・
  3. スイッチボードの文字を分電盤に修正
  4. CKTを回路に修正
  5. フレームサイズのヘッダーを選択し、列を削除
  6. テンプレートを終了
    テンプレートを修正
これでパネル集計表が修正されました。そのほかにもいろいろと修正できることがあるのですが、ここでは修正が可能であることだけ理解しておいてください。
パネル集計表は一般的な日本の表記とは異なるかもしれませんが、容易に分電盤の負荷状況を確認することが可能です。
修正後のパネル集計表