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2020年2月16日日曜日

ランプウエイ

スパイラル状のスイープ

大型の流通施設などにみられるランプウエイは、いってみればスパイラル曲線に沿って、スラブの断面形状をスイープしたものです。
スパイラル曲線に平行四辺形をスイープする

しかしながら、このスパイラル曲線はRevitではなかなか作成が難しいものです。Revitは作業面を基準とするソリッドモデラーだからです。しかしながら唯一作業面に縛られないモデリングができるカテゴリ、マスを使えば希望の形状が作成できるかもしれません。

マスファミリをつくる

  1. ファイル>新規作成>ファミリ
  2. コンセプトマス>マス(メートル単位).rft
  3. 作成パネル>描画パネル>中心・両端指定による円弧
  4. オプションバーの配置面をレベル:レベル1に指定して、180度の円弧を作成。
    レベル1に円弧を作成
  5. 立面図>南を開く
  6. 描画パネル>直線
  7. オプションバーで配置面を参照面:中心(正面/背面)に指定して、断面形状を作成する。
    プロファイルを作成
  8. 3Dビューを表示
    断面形状と円弧を選択してソリッド作成
  9. 作成した断面形状と円弧を選択し、フォームを作成▼>ソリッド作成
  10. レベル1を選択
  11. 修正パネル>コピーを使って、上方に6mコピーしてレベル2を作成
  12. 9で作成したフォームを選択してCTRL+Cでクリップボードにコピー
  13. クリップボードパネル>貼り付け▼>選択したレベルに位置合わせでレベル2を選択。
    レベル2にフォームをコピー
  14. 断面が見える方向にビューを回す。
  15. 断面形状の任意の頂点を選択、ギズモを表示
    頂点を移動する
  16. 青のギズモをドラッグして、レベル2のフォームの対応する位置に移動
    他の頂点も移動する
  17. これを他の3つの点で繰り返す。
  18. レベル2のフォームを削除
    レベル2のフォームを削除して完成
  19. 名前を付けて保存
  20. プロジェクトにロードする。

プロジェクトでのモデル

プロジェクトに配置されたマスを使って、床を作成します。しかしながら床は融通が利かず、複雑なマスの面から床を作成することができません。ホスト要素で最も融通が利くのは屋根です。この面を建築要素にする方法は屋根以外にありません。
  1. 建築タブ>構築パネル>屋根▼>屋根(面)
  2. タイプセレクタで適切なタイプを選択
  3. 基準面を屋根面 上部にする
  4. ロードしたマスの面を指定
  5. 複数の選択パネル>屋根を作成
    屋根を作成
  6. マスを非表示にする。
ランプウエイの床形状ができました。

2019年2月3日日曜日

マス&面積チュートリアル(5)

準備

ここでは面積の集計表を作成します。前回からのファイルを続いて使用します。

集計表の作成


  1. [表示]タブ>[作成]パネル>[集計▼]>[集計表/数量]
  2. カテゴリでマスを展開してマス床を選択し、名前をマス床-用途別としてOK。
    集計表の作成
  3. 並べ替え/グループ化タブで以下のように設定。
    並べ替え/グループ化
  4. 書式タブで以下のように設定。
    • マス:タイプで非表示のフィールドに✔。
      書式 マス:タイプ
    • 床面積で位置合わせを右、合計を計算。
      書式 床面積
  5. OK
以下のような集計表が作成されます。
用途(タイプ)ごとの面積集計

住戸タイプの集計表

次にどのタイプの住戸がどのレベルに何戸あるかを集計します。


  1. [表示]タブ>[作成]パネル>[集計▼]>[集計表/数量]
  2. カテゴリでマスを展開してマス床を選択し、名前をマス床-コメント別としてOK。
    マス床-コメント別
  3. フィールドで以下の項目を追加
    • マス:タイプ
    • マス:コメント
    • レベル
    • 個数
  4. フィルタを以下のように設定
    フィルタの設定
  5. 並べ替え/グループ化を以下のように設定
    並べ替え/グループ化
  6. 書式で以下のように設定
    • マス:タイプ:非表示のフィールドを✔
    • マス:コメント:非表示のフィールドを✔
    • 個数:合計を計算
  7. OK。
    個数別

EXCELで分析する

データベースをつくる

EXCELのピボットテーブルを使ってクロス集計表を作って分析する方法もあります。本格的に行うにはODBCドライバをセットアップすればよりダイナミックにできるのですが、少々ハードルが高いので簡単にテキストファイルのデータベースで行ってみましょう。
  1. [表示]タブ>[作成]パネル>[集計▼]>[集計表/数量]
  2. カテゴリでマスを展開してマス床を選択し、名前をマス床-総合としてOK。
  3. フィールドタブで以下のフィールドを追加
    • マス:コメント
    • マス:タイプ
    • レベル
    • 個数
    • 床面積
  4. 書式タブで床面積の形式で単位記号を無しにします。
    面積の単位記号㎡が表示されていると、EXCELで数字として認識されない
  5. 外観タブで以下のように設定
    • データの前に空白行を入れるをオフ
    • タイトルを表示をオフ
    • 見出しを表示をオン
      外観の設定が意外と重要です。
  6. OK。
    出来上がった集計表
  7. [ファイル]>[書出し]>[レポート]>[集計]
  8. 適切なフォルダにマス床-総合.txtとして保存。このファイルがデータベースとなりますので、ファイルの場所を記録しておきます。
  9. 集計表を書き出しダイアログボックスでそのままOK。

EXCELで分析

EXCELのピボットテーブルを使ってデータをクロス集計してみます。

  1. EXCELで新規のブックを作成して名前を付けて保存します。
  2. [データ]タブ>[データの取得と変換]パネル>[テキストまたはCSVから]
    データタブ
  3. Revitから出力したテキストファイルを指定すると、以下のようなダイアログボックスが開く。
    テキストファイルを読み込む
  4. [読み込み]をクリック。
  5. シート名をマス床とする。
  6. [挿入]タブ>[ピボットテーブル]でOK。
  7. [ピボットテーブルのフィールド]で以下の操作を行う
    • マス:タイプに✔
    • レベルに✔
    • 床面積に✔
    • 行フィールドのマス:タイプを列へドラッグドロップ
      ピボットテーブルの設定
  8. すると次のような表ができる。
    ピボットテーブル
  9. 列のタイトル(例えば専用のセル)を選択し、任意の位置にドラッグドロップする。
    列の並び順を調整
  10. 行ラベルの▼をクリックし降順を選択
    完成したピボットテーブル
このような手順でクロス集計表が完成します。

住戸タイプ別ピボットテーブル


  1. マス床シートをアクティブにし、表の内部の任意の点をクリック。
  2. [挿入]タブ>[ピボットテーブル]でOK。
  3. [ピボットテーブルのフィールド]で以下の操作を行う
    • マス:タイプに✔
    • マス:コメントに✔
    • レベルに✔
    • 個数に✔
    • マス:タイプをフィルタに移動
    • マス:コメントを列に移動
      ピボットテーブルの設定
  4. B1セルの▼をクリックし、専用を選択しOK
    フィルタを設定
  5. 行ラベルの▼をクリックし降順

データベースの更新

Revitでマス床の情報を更新した場合は、再度同じ名前でテキストファイルを上書きします。

Revitの操作

  1. 一番右側の3LDKマスとバルコニーマスを選択し、[マス床]で5FLのチェックを解除します。
  2. 集計表-マス床-総合を開きます。
  3. [ファイル]>[書出し]>[レポート]>[集計]
  4. 前回と全く同じ名前でテキストファイルを上書きします。

EXCELの操作

  1. マス床シートをアクティブにし、表の内部をクリック。
  2. [データ]タブ>[クエリと接続]パネル>[すべて更新]
    すべて更新
  3. シートを切り替えてピボットテーブルが更新されていることを確認します。



    データベースを更新するとピボットテーブルも更新される



    ここに示された方法は、Revitから出力されたテキストファイルをデータベースとして、エクセルで分析を行う一つの例です。EXCELを用いればより多くの分析が可能になります。

    2019年1月26日土曜日

    マス&面積チュートリアル(4)

    タグの作成

    マス床タグを作成して、平面図に配置します。前回からのファイルを継続して利用するか、こちらから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。
    ver2019

    マス床タグの作成


    1. [ファイル]>[新規作成]>[ファミリ]
    2. Metric Library>注釈>一般タグ.rfa
    3. [作成]タブ>[プロパティ]パネル>[ファミリカテゴリとパラメータ]
    4. マス床タグを選択してOK。
      ファミリカテゴリとパラメータ
    5. 第1象限の赤い字を削除。
    6. [作成]タブ>[文字]パネル>[ラベル]
    7. 参照面の交点付近をクリック
    8. ラベルを編集ダイアログボックスのカテゴリパラメータでマス:コメントを選択して、ラベルにパラメータを追加をクリック。OK。
      ラベルを編集ダイアログボックス
    9. [タイプを編集]でタイププロパティダイアログボックスを開いて以下の操作を行う。
      • 名前変更で1.5mmとする。
      • 背景を透過
      • 引出線/境界オフセットを0mm。
      • 文字フォントをYu Gothic UI
      • 文字サイズを1.5mm
      • タブサイズを5mm
      • 幅係数を1.0
        ラベルのタイププロパティ
    10. ラベルの位置を調整する
      位置を調整
    11. [ファイル]>[名前を付けて保存]でタグ マス床 マスコメント として適切な位置に保存。
    12. プロジェクトにロードして閉じる

    タグの配置

    1. 平面図-2FLを開く。
    2. [注釈]タブ>[タグ]パネル>[タグすべて]
    3. マス床タグにチェックを入れてOK。
      マス床タグにチェック>OK
    タグが作成されます。
    マス床タグが作成された

    面積のあるタグ

    面積も表示するタグを作成します。
    1. 平面図に配置した任意のマス床タグを選択し、[ファミリを編集]。
    2. 既存のラベルをやや上に移動し、直下にコピーする。
      移動・コピー
    3. 下のラベルを選択して[ラベル]パネル>[ラベルを編集]
    4. 既存のマス:コメントを削除し、新たに床面積を追加してOK。
      床面積を追加
    5. 下の図のようになります。
      床面積に変更
    6. [ファイル]>[名前を付けて保存]でタグ マス床 マスコメント 床面積 として適切な位置に保存。
    7. [プロジェクトにロードして閉じる]
    8. 3LDKのタグを選択して、タイプセレクタでタグ マス床 マスコメント 床面積 に変更。
    平面図 2FL
    同様に1FLにもタグを作成します。
    平面図 1FL

    断面図にタグを作成する

    断面図にもタグを配置してみます。断面図にもマス床が表示されているのでマス床タグを使用できますが、位置を調整する必要があります。
    1. [断面図]>[断面図1]を開く。
    2. [注釈]タブ>[タグ]パネル>[タグすべて]
    3. マス床タグにチェックを入れてOK。
    4. 作成したマス床タグをすべて選択し、上へ移動する。
    断面図にもマス床タグを作成




    2019年1月20日日曜日

    マス&面積チュートリアル(3)

    1FLの編集

    1FLを2FLのマスを利用して作成します。またインプレイスマスの使用方法についても学習します。前回からの続きのファイルを使用するか、下のリンクから練習用ファイルをダウンロードしてください。
    ver2019

    断面図の作成

    1. プロジェクトブラウザで[平面図]>[2FL]を開く。
    2. [表示]タブ>[作成]パネル>[断面]
    3. 下の図のように断面を作成。
      断面を作成
    4. 作成した断面を右クリックして[ビューに移動]
    5. ビューのプロパティ[表示/グラフィックス]で編集ボタンをクリック。
    6. マスにチェックを入れてOK。
    7. ビューコントロールバーでスケールを1:200、表示モードをシェーディングにする。
      1:200 シェーディング
    8. トリミング領域を伸ばして、マスがすべて表示されるようにする。
      断面図を表示

    マスの高さの調整

    右から4つのマスの下端を設計GLレベルに移動します。
    1. 一番右端のマスを選択。
    2. 下端の形状ハンドルをドラッグして設計GLレベルにスナップする。
      下端をドラッグ
    3. 同様に右から2、3、4番目のマスの下端を設計GLに合わせる。
      4つのマスの下端を移動
    4. 変更した4つのマスをすべて選択し、[モデル]パネル>[マス床]
    5. 1FLにチェックを入れてOK。
      1FLにもチェックを入れる

    バルコニー・外部階段・エレベータ

    1. プロジェクトブラウザで[立面図]>[南]を開き、表示モードをシェーディングにする。
    2. 上記手順と同様に右から4つのバルコニーの下端を設計GLに合わせて、マス床の1FLにチェックを入れる。
      立面図>南
    3. プロジェクトブラウザで[立面図]>[北]を開き、表示モードをシェーディングにする。
    4. 外部階段マス二つとエレベータマスの下端を設計GLまでドラッグし、マス床の1FLにチェックを入れる。
      立面図>北
    マス床の設定

    外廊下の複製

    外廊下を複製して形を変更します。
    1. プロジェクトブラウザで[立面図]>[北]を開く。
    2. 外廊下マスを選択し、[修正|マス]タブ>[修正]パネル>[コピー]で、2FL上の点>設計GL上の点の順にクリック。
    3. 上端の形状ハンドルをドラッグして2FLにスナップ。
      形状ハンドルをドラッグして2FLにスナップ
    4. [モデル]パネル>[マス床]で、1FLのみにチェックを入れる。
      1FLのみにチェック
    5. 一番右の4LDKマスを同様に設計GLにコピー、上端を2FL、マス床を1FLのみチェックを入れる。
    6. [タイプセレクタ]で店舗を選択し、インスタンスパラメータ[コメント]を店舗Aにする
      右端に店舗マスを作成
    7. [平面図]>[1FL]を開く。
    8. 外廊下マスを選択し、左端を外部階段マスの左に合わせる。
      外廊下マスの左端を外部階段マスに合わせる

    インプレイスマス

    自由な形状でマスを作成するには
    • 複数のボックスを接合する
    • インプレイスマスを作成する
    の二つの方法があります。ここではインプレイスで自由な形状のマスを作成してみます。
    1. [平面図]>[1FL]を開く。
    2. プロパティウィンドウの下敷参照図グループで以下の操作を行う。
      • 範囲:下部レベルを2FL
      • 2FLの平面図がグレー表示されたことを確認する。
        下敷参照図が表示された
    3. [マス&外構]タブ>[コンセプトマス]パネル>[インプレイスマス]
    4. 名前はマス1のままOK。
    5. 描画の線(/)を選択
    6. 作業面で描画が選択されていることを確認
    7. オプションバーで以下の操作をする
      • 配置面:1FL
      • 閉じたループからサーフェスを作成をオフ
      • 3Dスナップをオフ
      • 連結をオン
      • オフセットを0
        オプションバーの設定が重要
    8. 下の図のように閉じた線分を描画する
      閉じた線分を作成
    9. 出来上がった線分のループを選択し、[フォーム]パネル>[フォームを作成]
      フォームを作成するとギズモが表示される
    10. [フォーム要素]パネル>[プロファイルをロック]。プロファイルをロックする理由はこちらを参照してください。
      プロファイルをロック
    11. フォームを選択し、マテリアルでマス-店舗を選択
    12. マスを終了
    13. 断面図1を表示
    14. 作成したマスを選択し、上端の形状ハンドルをドラッグしてに2FLにスナップ。下端もドラッグして設計GLに合わせる。
      上端を2FLに合わせる
    15. プロジェクトブラウザで[ファミリ]>[マス]>[マス1]>マス1を[右クリック]>[名前変更]で店舗とする。
      プロジェクトブラウザでタイプ名(=用途)を変更する
    16. もう一度作成したマスを選択してインスタンスパラメータ[コメント]に店舗B
    17. [モデル]パネル>[マス床]で1FLにチェックしOK。
    18. 平面図1FLを表示
      平面図-1FL

    玄関廻りの作成

    外廊下のマスをコピーしてサイズを変更し、管理人室・メールコーナー・風除室・ホールを作成します。大きさは任意ですので下の図を参考に作成してみてください。作成したらそれぞれのインスタンスパラメータ[コメント]に管理人室・メールコーナー・風除室・ホールと入力します。
    1FLの共用部は外廊下のマスをコピーして作成
    平面図-1FLの下敷参照図の[範囲:下部レベル]をなしにします。

    1FL
    マス-3D